ミニ・レビュー
このあたりの曲は、やれモダンだのピリオドだのと喧しいが、とりあえずそんなことはどうでもいいではないか。生粋のウィーンの面々による懐かしの伝統芸能だと思えばハッピーである。考証的潔癖さや新機軸ばかりを求めることだけが音楽ではあるまい。これはこれで愛でるべきだろう。
ガイドコメント
VPOのコンマスで、ニューイヤー・コンサートの指揮を長年務めたボスコフスキー。モーツァルトの管弦楽曲の大全集を録音しているが、これはその中からセレナードとディヴェルティメントの有名曲をまとめたもの。
収録曲
モーツァルト:
01セレナード第13番ト長調K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
02ディヴェルティメント第1番ニ長調K.136 (125a)
03ディヴェルティメント第2番変ロ長調K.137 (125b)
04ディヴェルティメント第3番ヘ長調K.138 (125c)
05セレナード第6番ニ長調K.239「セレナータ・ノットゥルナ」
演奏
ヴィリー・ボスコフスキー指揮 ウィーン・モーツァルト合奏団
録音
(1)68.10 (2)〜(4)78.3 (5)76.3