ミニ・レビュー
全曲アシュケナージが担当しつつ、1曲目にフレージャー、後半2曲にバレンボイム(指揮も担当)、そして3曲目にツォンが参加という、豪華な顔ぶれ。息がぴったりというわけではないが、当時の若手たちそれぞれがモーツァルトを心から愛して弾いていることで、一体感が生まれている。楽しい演奏だ。
ガイドコメント
モーツァルトの、2台及び3台のピアノのための作品を収録。1台のみならず複数の楽器を用いたモーツァルトの多彩な引き出しが垣間見られる。アシュケナージを中心に、実力派アーティストが演奏を務める。
収録曲
モーツァルト:
012台のピアノのためのソナタ ニ長調K.448 (375a)
022台のピアノのための協奏曲変ホ長調K.365 (316a) (ピアノ協奏曲第10番)
033台のピアノのための協奏曲ヘ長調K.242 (ピアノ協奏曲第7番)
演奏
ヴラディーミル・アシュケナージ,(1)マルコム・フレージャー,(2)(3)ダニエル・バレンボイム,(3)フー・ツォン(P) (2)(3)ダニエル・バレンボイム指揮 イギリス室内管弦楽団