ミニ・レビュー
タカーチ弦楽四重奏団の2003年の録音。ベートーヴェンにふさわしい力強さとスケールの大きさが感じられる。第13番は通常の終楽章と「大フーガ」のどちらも収め、とりわけ、「大フーガ」での迫力に圧倒される。また、第13番の「カヴァティーナ」での温かな音色と繊細な表現が素晴らしい。
ガイドコメント
タカーチ弦楽四重奏団による、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第11番「セリオーソ」、第13番を収録(2003年録音)。いくつもの名誉ある賞を受賞してきた彼らの圧倒的なアンサンブルに魅せられる。
収録曲
ベートーヴェン:
01弦楽四重奏曲第11番ヘ短調op.95「セリオーソ」
02弦楽四重奏曲第13番変ロ長調op.130
03大フーガ変ロ長調op.133
04弦楽四重奏曲第13番変ロ長調op.130〜第6楽章
演奏
タカーチ弦楽四重奏団(エドワード・ドゥ・シンベル,カーロイ・シュランツ(VN) ロジャー・タッピング(VA) アンドラーシュ・フェエール(VC))