ミニ・レビュー
ジャズ歌手から歌謡曲を歌うようになった松尾和子のハスキー・ヴォイスでささやくような歌唱スタイルは、今聴くとそのゆったりしたテンポがもどかしくなるが、1960年前後の都会的な雰囲気と大人の色気を撒き散らしていたムード歌謡を代表するスタイルであった。これは作曲家・吉田正の代表曲集でもある。
ガイドコメント
日本の流行歌・歌唱史に輝き続ける名歌手たちを集めたシリーズの第2弾で、昭和30年代のムード歌謡創世記を牽引した松尾和子編。ジャズやシャンソンでも知られる彼女の初期ヒット曲を収録している。
収録曲
01グッド・ナイト (共演:和田弘とマヒナスターズ)
02夜がわるい
03ピンクの灯りを消さないで
04嫌い嫌い嫌い
05誰よりも君を愛す (共演:和田弘とマヒナスターズ)
06再会
07小さな酒場
08別離 (わかれ)
09ミサよタンゴを踊ろうよ
10哀愁の一夜
11紫のタンゴ
12さのさ
13山麓
14東京姉妹 (共演:藤本二三代)
15この地果つるまで
16シェルブールの雨傘
17熱海ブルース
18君待てども
19国道18号線 (共演:フランク永井)
20銀座ブルース (共演:和田弘とマヒナスターズ)
21東京ナイト・クラブ (共演:フランク永井)
22お座敷小唄 (共演:和田弘とマヒナスターズ)