ミニ・レビュー
吉田正に師事し、紅白出場経験もある歌手のアルバム。1曲目の「花の十九よさようなら」は1956年に19歳でデビューした彼女のまさに等身大の歌。義母は芸者歌手第1号の藤本二三吉という説明も不要なくらい立派な歌唱を聴かせ、二三吉の十八番「祇園小唄」もあでやかに歌う。フランク永井らとの共演作も収録。
ガイドコメント
日本の名歌手たちを集めた『日本の流行歌スターたち』シリーズの第3弾は、才色兼備の美人歌手として人気を博した藤本二三代。自身も出演した『有楽町で会いましょう』の挿入歌「夢みる乙女」などを収録。
収録曲
01花の十九よさようなら
02二十才の胸に咲いた花
03夢みる乙女
04婿さがし八百八丁 (共演:フランク永井)
05あすは東京へお嫁入り
06明日は東京へ帰る人
07好きな人
08東京の空の下で
09朝きて昼きて晩もきて (共演:松尾和子、神楽坂浮子)
10女は夜明けに消えてゆく
11花の大理石 (マーブル)通り
12伊那むすめ
13すみれ娘
14嘆きの花よ、夜来香
15ひなげし小唄 (共演:ロイヤル・ナイツ)
16祇園小唄
17母の舞扇
18湯の町三味線
19恋の先斗町
20浪花のれん
21あゝ美しき人ゆえに
22あの波の果てまで
23あたしだけの夜