ミニ・レビュー
戦後の芸者歌手の一人が神楽坂浮子。まだサラリーマンでもお座敷遊びができた時代に、神楽坂の花街から登場した芸者歌手で「十九の春」が代表曲だが、コミカルな色っぽさを出している「私なんだか変テコリン」などは彼女が得意としたタイプの歌。「銀座化粧」は山口洋子の作詞家デビュー曲である。
ガイドコメント
日本の流行歌・歌唱史に輝く名歌手たちを集めた『日本の流行歌スターたち』シリーズの第5弾。『素人ものまねコンクール』をきっかけにデビューし、近代的な日本調歌手として人気を集めた神楽坂浮子の代表曲を余すことなく収めている。
収録曲
01明治一代女
02初恋カナリヤ娘
03十九の春
04乙女ごころの十三夜
05一緒に泣いてお月さま
06私なんだか変テコリン
07ごりっぱね
08あら、ピッタリね
09いや、いや
10泣かせたいのネ
11イッチャ節
12ピンクムード音頭 (共演:中矢孝子、大川さゆり)
13東京五輪音頭 (共演:つくば兄弟、ビクター少年民謡会)
14東京下町娘
15銀座化粧
16祇園小唄
17かっぽれ
18オッペケポン節
19ぽっくりジャズ
20桃割れワルツ
21三味線フラ
22三味線フラ・フープ
23浮子のボサノバ (Desafinado)