ミニ・レビュー
ショスタコーヴィチ、カバレフスキーにプロコフィエフ。およそ異なるはずの三者の音楽が、驚くほどの親近性を帯びて聴こえてくる。意外な面白さの選曲。語り口というよりは根っこの音の生理の表れだろうか。チェロとピアノの、きわめて即情的でありながらクールに鋭敏な演奏が、通底するモノを際立たせる。
収録曲
01チェロ・ソナタ ニ短調op.40 (ショスタコーヴィチ)
02バラード ハ長調op.15 (プロコフィエフ)
03チェロ・ソナタ変ロ長調op.71 (カバレフスキー)
04モデラート (ショスタコーヴィチ)
05アダージョ「シンデレラと王子」op.97bis (プロコフィエフ)
06「ロンド-プロコフィエフの思い出に」op.79 (カバレフスキー)
演奏
スティーヴン・イッサーリス(VC) オリ・ムストネン(P)