ミニ・レビュー
アンコール曲のみならず小品の需要は高い。辻井はそうした小品300曲の収録を目標に、今までに8割ほどを達成しているという。本盤には18曲を収録。現在ではほとんど耳にできない曲も多く、アクロンなどの埋もれた名品やアルボースの長い逸品など胸躍らせるアルバム内容。演奏も素晴らしい。
収録曲
01オペラ「キルケ」〜リゴードン (デマレ/メラルティン編)
02紡ぎ歌op.55-1 (ポッパー/アウアー編)
03マドリガルop.26 (ダンブロジオ)
046つのハンガリア詩曲〜第6曲op.27-6 (フバイ)
05瞑想op.32 (グラズノフ)
06チェンバロ協奏曲ヘ短調BWV1056〜アリオーソ (J.S.バッハ/シゲティ編)
07モリスもどき (グレインジャー)
08オペラ「サトコ」〜インドの歌 (リムスキー=コルサコフ/クライスラー編)
09マリオネット スケルツォ (ギルバート)
10ロマネスカ (アクロン)
11わが故郷より〜第2番 ト長調 (スメタナ)
126つの特徴的な小品〜第4曲 サルタレロop.4-4 (ラウプ)
13スケルツォ奇想曲op.18 (オンドジーチェク)
14オヴェレック第1番 (バツェヴィッチ)
15ジプシー風セギディーリャop.1-3 (アルボース/カモネッティ編)
16オペレッタ「フラスキータ」〜セレナード (レハール/クライスラー編)
172つのギター (ロシア民謡) (カモネッティ編)
1824の黒人の旋律集〜深い河op.59-10 (コールリッジ=テイラー/パウエル編)