ミニ・レビュー
北ドイツの歴史的オルガン様式を範とし、日本人製作者が71年に東京の教会に作り上げた記念碑的楽器。その響きは壮麗でありながらどこか素たる落ち着きを感じさせる。北ドイツで発展しバッハに極まるオルガン音楽の流れをたどる選曲構成で、楽器の響きのさまざまな貌、製作者が思い入れた音世界を満喫する。
収録曲
01前奏曲嬰へ短調 (ブクステフーデ)
02憐れみたまえ、おお主なる神よ (H.シャイデマン)
03緑の菩提樹の下で (スウェーリンク)
04アダムの堕落により すべて朽ち果てぬ (ブクステフーデ)
05オルガン作品 (ピエス・ドルグ)ト長調 (J.S.バッハ)
06おお、神の仔羊、罪もなしに (J.S.バッハ)
07フーガ ニ短調 (J.S.バッハ)
08バビロンの流れのほとりにて (J.S.バッハ)
09前奏曲とフーガ変ホ長調 (J.S.バッハ)