ミニ・レビュー
モーツァルトやベートーヴェンが数々の作品を捧げた「プロシア王」に関してはライナーに詳しいが、この偉大な音楽愛好家に縁が深いデュポールやボッケリーニの作品を収め、この時代におけるチェロの存在を鮮やかに再現したビルスマ会心の好プログラムである。
ガイドコメント
バロック・チェロの第一人者ビルスマによる好企画盤。18世紀後半のプロシア王で音楽家のパトロンであったF.ヴィルヘルムを巡ってのチェロ作品を集め、当時の音楽の在り方を浮き彫りにする。
収録曲
012つのチェロとフォルテピアノのためのソナタ ニ長調 (デュポール)
022つのチェロのための9つの練習曲第11番イ短調 (デュポール)
03「マカベウスのユダ」の主題による12の変奏曲ト長調 (ベートーヴェン)
042つのチェロのための11の練習曲第9番ニ短調 (デュポール)
05チェロ・ソナタ第1番変ホ長調 (ロンベルク)
062つのチェロのためのソナタ変ホ長調 (ボッケリーニ)
07「魔笛」の主題による7つの変奏曲変ホ長調WoO46 (ベートーヴェン)
演奏
アンナー・ビルスマ,ケネス・スロウィック(VC)スタンリー・ホッホランド(HF)