1949年12月31日生まれ、神奈川県横須賀市出身の舞踏家／演出家。本名は上島正和（うえしま・まさかず）。72年に麿赤児主宰の大駱駝艦の創設に参画。75年に独立し、山海塾を創設。全身白塗りと剃髪での舞踏で知られる。77年に旗揚げし、翌78年に出世作『金柑少年』を発表。80年に渡仏し、82年よりパリ市立劇場を創作拠点として精力的に新作を発表。以来、欧米、アジア、豪と世界43ヵ国延べ700都市以上で公演を開催。97年からはオペラの演出も手掛ける。2002年に『遥か彼方からの―ひびき』が英・ローレンス・オリビエ賞に選出。2017年の下咽頭がん発病からは演出と振付に専念。2024年3月25日に心不全で死去。74歳没。