1933年4月9日生まれ、仏・ヌイイ＝シュル＝セーヌ出身の俳優。父は仏美術アカデミー会長を務めた彫刻家／画家のポール・ベルモンド、母も画家という芸術一家で育つ。56年のコンセルヴァトワール卒業後、地方の舞台を経て、57年の『歩いて馬で自動車で』で本格的映画デビュー。主役に抜擢された59年の『勝手にしやがれ』がヌーヴェルヴァーグの代表作としてヒットし、世界的スターへ躍進。以降はB級アクションや『気狂いピエロ』などの問題作にも出演。セザール賞主演男優賞、カンヌ国際映画祭パルム・ドール・ドヌール、ヴェネツィア国際映画祭生涯功労賞を受賞。2008年に第一線を退き、2021年9月6日にパリの自宅で死去。88歳没。