1931年10月19日生まれ、英・ドーセット州プール出身の小説家。本名はデヴィッド・ジョン・ムーア・コーンウェル。60年代には対外情報機関「MI6」に勤務し、西独の英大使館を拠点に情報活動を行なう。その経験をもとに、在職中に本名を隠し、61年の『死者にかかってきた電話』で作家デビュー。63年の『寒い国から帰ってきたスパイ』が世界的なベストセラーに。情報機関を退いた後も次々とスパイ小説を発表。特に初老の情報部幹部“ジョージ・スマイリー”が登場する作品で人気を博す。映画やTVドラマ化された作品も多い。2020年12月12日に肺炎のためコーンウォール州トゥルーロの病院にて死去。89歳没。