
デビュー20周年の節目を飾るKOKIAの3年ぶりのオリジナル・アルバム。オープニングの「お化けが怖いなんて」から、独特の世界観を持った楽曲が並ぶ。東京に夢を抱いて集まってきた人々の模様を描きたくなったという彼女の声が、シンプルで温かみのあるサウンドに乗って、染みるように広がっていく。

声楽をルーツに持つシンガー・ソングライター、KOKIAのデビュー20周年を記念した4枚組ベスト。“愛するために進化する”という意味を持つタイトル通り、シングル集+アルバムからの本人セレクションを通して、いろんな角度から愛を歌ってきたアーティストだということが伝わってくる。

表題曲はゲーム『悠久のティアブレイド -Fragments of Memory-』主題歌。同ゲームのエンディング・テーマ「君が居るから強くなれるよ」と共に作詞作曲、アレンジを自身が担当。“ボーダーレスな歌声”として海外でも評価される歌声は変幻自在で、さまざまな表情をみせる。

PS Vita『悠久のティアブレイド』のオープニング&エンディング曲を収録したシングル。OP「偽りの空の先にあるもの」は、KOKIAの神秘的な歌声の魅力を引き立てるドラマティックなサウンドとメロディが印象的なナンバー。ED「青い空 それだけなのに…」の静謐な雰囲気もハマっている。

声楽出の女性SSWとしてユニークな才気を発揮しているKOKIAのアルバム。ピアノを中心に据えたバッキングも含め、あいかわらず楽曲の良さが印象的だが、今回は特に詩に惹かれる。自然界の摂理などに例えながら、普遍的な真理を歌うような圧倒的な世界観がイイ。サッチモに捧げた小品なども洒落ている。★

女性シンガー・ソングライターの15周年記念コンサートを収録した初のライヴ・アルバム。ピアノを中心に弦楽四重奏もフィーチャーした、リリカルで端正な世界がたっぷり。時おり聴かせるゴスペル調の節回しなど、歌唱上のアクセントもおもしろい。ただ、あまりにも端正すぎてライヴ感には欠ける側面も。

デビュー15周年記念となるアルバム。「liar liar ~ロマンティックワルツ」でのファンタジックな世界観、リアルな想いを感じさせる「微笑みを忘れないように」「夢の途中」など、KOKIAならではのオーガニックな雰囲気を持ったサウンドとヴォーカリゼーションが映える、耳に優しくなじむ楽曲が並んでいる。

アニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』第四章エンディング主題歌「記憶の光」を収録したシングル。“誰かを愛することだけが 未来を繋いでゆく”と、人類悠久のテーマをアニメの内容と重ね合わせ、オーケストラの壮大な演奏で聴かせる。フォルクローレの匂いを感じさせるアレンジも不思議とはまっている。

甲子園出場を機に“校歌らしくないポップな校歌”として話題となった至学館高校校歌が、東日本大震災に関わる奨学支援の一環としてCD化。夢への挑戦と希望の共有を優しい言葉に託し、シンプルで心に残るメッセージをKOKIAが静かに歌い上げる。聴く者の胸に希望の轍が刻まれる感動のナンバーだ。

シングルのカップリング、配信限定、レアトラックなど、アルバム未収録音源を収録したコンピ。とはいえ、「世界を包む Ribbon in our heart」ほか今まで気軽に聴くことができなかったのが不思議なくらい名曲揃い。10ページにもわたるKOKIA自身によるバイオグラフィも読み応えたっぷり。

劇場用3Dアニメーション『ドットハック セカイの向こうに』主題歌。やわらかく射す朝の光をそのまま音にしたような心地よいサウンドが心をじんわりと温めくれる。カップリング収録の「Faraway」も含め、聴く者を優しく包む彼女の歌声をじっくりと味わえる仕上がり。

海外でも活躍するSSW、デビュー14年目のシングルは、『テイルズ オブ イノセンスR』のテーマ・ソング。時に楽器のように響かせる変幻自在のクリーン・ヴォイスで、“生きた声”と壮大なストリングスが印象的なポップ・ナンバーに仕上がった。命をテーマにした躍動的なカップリングも必聴。

“世界を包むぬくもり系ヴォイス”を持つ女性シンガー・ソングライターによる、アニメ『機動戦士ガンダムAGE』の挿入歌。ピアノとストリングスで、ゆったりとささやくように歌いかける。カップリングの「0からの始まり」は、オペラのように壮大な楽曲をパワフルに歌い上げている。

これまで発表してきた楽曲の中から、アニメを中心にタイアップ曲を集めたアウト・ワーク・アルバム。CD初収録となる劇場アニメ『ブレイクブレイド』最終章ED主題歌「嘆きの音」や、イベント限定CDでしか聴けなかった「あなたと出逢って」など貴重な音源も。彼女特有のミステリアスな雰囲気がたっぷり味わえる。

オーディエンスを前にステージ録音したアルバム。本人曰く「空のようなアルバム」。日々雲の形が異なるように歌もその場限りの結晶で、まったく同じ形の表現はあり得ない。そんな緊張感を背景に、音とヴォーカル、聴き手の感情、それらが生まれる瞬間を見事に切り取った。尋常でないほどの壮大感に耳を奪われる。

誰もが知る名曲を多数取りそろえた全曲カヴァー・アルバム。「Amazing Grace」などの曲における美しいソプラノはまさに天空の響きを聴くがごとき印象。一転してウィスパーな「Love Me Tender」では実になまめかしく、かつ愛らしい表情も見せるなど、表現力の豊かさに感心した。ストレートなロック・ナンバー「Moonlight Shadow」がベスト。

雄大な「Birth」から最後の「The woman」まで、一貫した“生”という一つのテーマが聴きとれた。それは生命すべてを担う地球であり、今目の前に広がる海・空・風であり、命を繋げてくれた母親であり、旅を続ける自分自身であり、避けられぬ死であり。感じたままをリアルにメロディにのせた渾身の作品。先行配信3曲を含む。

98年のデビュー以来、澄んだ歌声と聴く者の心を動かす詞の世界が支持されてきたシンガー・ソングライター・KOKIAのベスト・アルバム第2弾。ベストといっても、これまで配信のみのリリースだった曲など計4曲が初パッケージ化。どの曲も聴くだけでデトックス効果がありそうで、気持ちも澄んでくる。

音大で声楽を学んだピュア・ヴォイスの持ち主のクリスマス・アルバム。弦楽器の落ち着いた響きに導かれるような「Amazing Grace」、レナード・コーエンの「Hallelujah」、バッハの「Ave Maria」など定番曲に加え、メドレーの6曲目、クイーンの「Teo Torriatte」など家族で楽しめる本格クリスマス・ソング集。デビュー10周年企画第4弾。

アジアやヨーロッパでも人気を得つつある女性シンガー・ソングライターの、デビューから2年間の全音源と映像を収めた作品。香港国際流行音楽大賞に入賞した名曲「ありがとう…」をはじめ、ナチュラルなメロディ、のびやか歌声の魅力が再確認できる。

コンピュータ・サウンドを一切排し、アイルランドのミュージシャンたちによる生演奏とKOKIAの歌声だけで構成されたコラボレーション作品。自身の音楽にアイリッシュ音楽を取り込んだというより、自身がその土地に同化しようと試みたさまが思い浮かぶ。

オペラ、クラシックの素養を下地にした確かな音楽性、歌に対して真摯に取り組んできた透明感のあるヴォーカルが全編を貫く。彼女の声に寄り添ったナチュラルなサウンドも素晴らしい。日本・欧州・アジア同時発売。沁みて、そして響くデビュー10周年記念アルバム。

繊細で透明感のある声色が魅力のKOKIA。通算9枚目のシングルとなる本作は、刹那的な旋律が心奪うTVアニメ『GUNSLINGER GIRL-IL TEATRINO-』のOPテーマ「たった1つの想い」と、ヒンヤリほど良い緊張感と澄んだハーモニーが北欧を想わせる「生まれたての白」を収録。初回特典ステッカー付き。

素晴らしい力強さを秘めた透き通る繊細なヴォーカルの魅力で、多くの聴き手に忘れられない印象を植えつけるKOKIA。その人気は中国やフランスでもブレイク。2年7ヵ月ぶりのオリジナル・アルバムでは、さらに叙情性の深まった幽玄の世界を聴かせてくれる。

初のベスト盤。新録が3曲、未発表曲が1曲。代表的な曲がこうして集まると、いずれもジェントルでどこかはかなげな雰囲気を醸し出しているという、彼女の世界を貫く、ひとつの方向が見えてくる感じがする。最後まで聴いても疲れない柔らかい作品集。

KOKIAのメロディと歌声には、つねにどこか浮世離れした浮遊感が漂う。今回のシングルでもそのカラーはいかんなく発揮されて、いかにもKOKIAらしい曲を聴かせている。カップリングの「調和」でのヴォーカルは迫力あり、バリエーションはさらに自由で変幻自在。★

ピアノとストリングのハーモニー豊かな弾き語りバラード。恋愛の想い出にひたる哀しみ彩る曲ではあるが、前向きに生きていこうといった心意気のある歌詞により徐々に盛り上がり壮大な展開へ。至極丁寧に歌われる彼女の歌声は、包容力に富んでおり説得力あり。

ロクダンもだいぶ実力をつけてきました。“with KOKIA”とは、いい意味で朴訥な男声合唱の間に、唐突にバック・トラックに乗ったお姫様が割り込んでくる感じの演出(?)でした。オジサンたち、も少しちゃんと“with”したかったろうなあ。楽譜付き。

タイトル曲はTVの情報番組のエンディング・テーマ。タンポポの綿毛のような、フンワリ感のある声が魅力。高音で張ったときにもその味が出てくると、もっといいのだが。これも自作のカップリング曲「僕の気持ち」は、切なさがストレートに伝わる。

アテネ五輪公式応援ソング(1)を歌う女性シンガー・ソングライターの4作目のアルバム。他にも(5)(8)などエール・ソングもいいが、歌い続ける自分に問う(9)は、心の底からの熱唱に聴き惚れさせる。生楽器を強調した(10)と続けて聴くと、五輪にも劣らぬ感動あり。★

2004年“アテネオリンピック日本代表選手団公式応援ソング”。千住明サウンド・プロデュースによる楽曲は、夢を叶えるのは自分の力と、KOKIAなりの視点で選手たちを励ました応援歌。優しげなメロディと燐とした歌声が重なりながら、気持ちを穏やかに後押ししていく。

ビクター移籍後、7枚目となるマキシ。本人の作詞作曲したナンバーを収録。彼女の得意とする愛の詩を優しく歌い上げていく。タイトル・ナンバーでは、クリアに響くサビに伝えようとするパワーが宿る。どこまでも伸びるファルセットも心地よい。

人気上昇中の歌姫がおくるセカンド・アルバム。感情のひだを細やかに表現する彼女のビブラートは、単に美しいだけでなく、前向きなメッセージをより力強く伝えている。クラシックからR&B、ロックと幅広い楽曲を、ナチュラルに歌いこなすセンスも天晴。

ナッシュヴィル・パワー・ポップ風のサウンドとヴォーカルが爽やか。このまま、ブルーバード・カフェのイン・ザ・ラウンド・ライブで聴きたくなるような仕上がりだ。一転して、カップリングでは「愛と青春の旅立ち」のような壮大なバラードを聴かせる。デュエット曲としてもイケル。★

だはあれだはあってぇ~♪ ハスキー、ともちょっと違うハ行息モレ・舌足らずヴォイスの倒錯した味わい。一聴まぎれもない歌い上げフォーク系のメロディ&歌詞ながら、うまくズラして時代なりの味に。なんとなくアダ花っぽいとこが、おぢさん心をくすぐりますね。

クラシック、ポップス、アイリッシュ~アジア各地の民族音楽など、時代と国境を飛び越えた音楽性によってアジア各国で大きな注目を集める彼女のセカンド・アルバム。スケールの大きい映像を呼び起こす旋律と、くるくると表情を変えるヴォーカルをゆったり味わって。

日向敏文全面プロデュースによるKOKIAのファースト・アルバム。みずからソング・バードと名乗るように、シンプルなメロディの上で、感情の赴くまま自由奔放に歌い紡いでいく彼女の姿が見えてくる。とくにファルセット声やフェイク声の端麗さが、印象的だ。