
ひしゃげたギターのイントロが印象的な「VOICE」で幕を開けるミニ・アルバム。結成15周年を迎えるだけあり、スピーディな曲の中にも貫禄を感じる。一方、タイトル曲のようなスロウ・ナンバーでは、じっくり聴かせる技も披露。マオのシルキー・ヴォイスにうっとりするファンの姿が目に浮かぶ。

『黒執事』OPテーマとなったメジャー・デビュー曲「モノクロのキス」から『将国のアルタイル』OPテーマ起用の「螺旋のユメ」まで、シドのアニメ関連曲すべてを収録。LiSAに提供した「ASH」のセルフ・カヴァーも嬉しい。陰/陽に振れるポップ・センス、作品との高い親和性が群を抜いている。

ロック・バンド、シドの前作から約3年半ぶりのアルバム。メンバーのソロ活動も挟んだことが功を奏したか、バンドが昔から持っていたポップネスと演奏力の高さを、磨きあげたアレンジとともに具現化。自身の欲求以上に、全員が各曲の質を高めることにこだわったようだ。

TBS系アニメ『将国のアルタイル』のオープニング・テーマを収録した通算23枚目となるシングル。イントロの疾走感あるメロディからサビに向かって壮大に展開していくバンドの力強さが魅力的。心の隅々まで浸透するような透き通ったヴォーカルがより一層、曲の世界観に引き込んでくれる。

2003年に始動したロック・バンド、シドの2017年第2弾シングル。作詞をヴォーカルのマオ、作曲をドラムのゆうやが手がけ、先鋭的なギター・サウンドのなか、落ち着いたスケールの大きなヴォーカルが印象的。力強さと繊細さを併せ持ったロック・チューン。

21枚目となるシングル。劇場版アニメ『黒執事 Book of the Atlantic』の主題歌。切ないメロディながら親しみやすさもあり、シドらしいアプローチが広がる。あいかわらず演奏力に優れたバンドで、アレンジのセンスも含め、聴けば聴くほど魅力的に響く一枚だ。

インディのファースト「Sweet?」からメジャー20枚目「漂流」まで、約10年間のシングルA面を時系列で収めたベスト盤。聴き進めるにつれて、楽曲がバリエーション豊かに、なおかつポップに開けていくのが伝わる。ラストの新曲「夢心地」はストリングスが映える、壮大で切ないラブ・バラード。

日本のポップ・ロック・バンドによるメジャー20作目となるシングル。哀愁のメロディで切なく仕上げた、いわばシドらしさが全開の表題曲。「運命の人」はタンゴのテイストを取り入れたポップスで、このバンドの音楽的な引き出しの多さにあいかわらず驚かされるばかり。「ENAMEL」はライヴ・トラック。

4人組ロック・バンド、シドによる19枚目のシングルは自身初となるクリスマス・シングル。マオが甘く歌いあげるバラードで、鈴や鍵盤、アコースティック・ギターをふんだんに使用した優しく包み込むようなサウンドが印象的。カップリングのピアノ・ヴァージョンがまた切ない。

18作目のシングルは、TVアニメ『黒執事』OPテーマ。エディットしたギターやコーラスが導くイントロ、メタリックなフレーズが炸裂するパート、サビのポップな展開と、シドの持つ多様性を詰め込んだドラマティックな楽曲だ。「影絵」とともに明希の作曲で、「モノクロのキス」ライヴ・ヴァージョンも収録。

2003年結成の4人組バンド、約1年半ぶりとなるメジャー4作目。ダイナミックかつドラマティックなロックからポップなフォーキー・チューン、さらに歌謡曲風のナンバーまで変幻自在のアンサンブルで、ときに溌剌と、ときにアンニュイに楽曲の持つ世界を演じる卓越したヴォーカルに舌を巻く。

結成10周年を経てさらなる進化を刻み続けるシドの、全4形態のメンバー別“スペシャルフォトブック仕様”限定盤も同時リリースされたバレンタイン・シングル。芳醇のバンド・グルーヴが醸し出す、薫り高き大人のラブ・ソングを1曲収録。ずっしりとした味わい深さで、満足感を得ることのできる一枚。

結成10周年を迎え、怒濤のリリース・ラッシュのラストを飾るシングル。TVアニメ『マギ』第2期のOPテーマ起用のタイトル曲は、チェンバロの印象的なフレーズをフィーチャーし、爽快な8ビートが曲世界を盛り上げるロック・チューン。10年間のバンド人生をありありと歌い上げるさまには心打たれる。

結成10周年企画第7弾として2枚同時リリースされたカップリング・コレクションのうちの1枚。さまざまな音楽を楽しみながら彼ら流のポップさで磨き上げるシド。カップリングだからこそ、そうした遊び心が全開で、バンドの幅広さと奥深さをあらためて知ることができる。ダンサブルな新曲も収録。

結成10周年企画の第7弾としてカップリング・コレクションを2枚同時にリリースしたシド。メジャー以降のシングルからのカップリングで構成され、本作ではボサ・ノヴァ的な「season」やジャジィな「暖炉」など、新たなアプローチにも意欲的な一面を楽しめる。さらに夏らしい新曲も収録。

結成10周年を迎えるSIDが放つ初めての“夏シングル”。晴れやかに突き抜けるメロディにのせて彼ららしいしたたかなストーリーが展開する「サマラバ」、メランコリックなギター・サウンドが胸を打つ「焼却炉」、2007年リリースの「夏恋」フロア仕様リミックス と、どんなシチュエーションにも対応可能。

2013年に結成10周年を迎える4人組バンド、シドの2013年第1弾シングル。タイトル曲は、昭和歌謡テイストのマイナー・コードのメロディを思わず口ずさみたくなるキャッチーなロック・チューン。カップリングの「絶望の旗」は、妖艶な歌声と疾走感あふれるサウンドがマッチした楽曲。

結成10周年を記念して作られた初のベスト・アルバム。ヴィジュアル系と呼ばれることも多かったが、昔からポップスへの愛が強いバンドでもあるシド。本作にはヒットした「夏恋」をはじめ、良質ポップ・ナンバーが並ぶ。細やかなアレンジや高い演奏力も聴きどころだ。

メジャー通算13枚目のシングルはアニメ『マギ』オープニング曲。メロディアスなフレーズと爽やかな疾走感に加え、ドラマティックなシンセ・アレンジをきかせた重層的なアップ・チューンで迫る。カップリング曲では二胡をフィーチャー。アジア調メロディを基調にメランコリックな世界観を描く。

ヴィジュアル系というより、今やJ-POPの側面が強いシド。彼らのメジャー3作目は、持ち前のポップ・センスを開花させながら、間口がさらに広がった作風に仕上がっている。もともと演奏のうまいバンドだが、熟成されたアレンジで、品のあるプレイも聴かせる。詞は全曲、男と女がテーマ。

シドの記念すべきメジャー10枚目のシングルは、ストリングスのアレンジがちょっと切ない味わいをかもし出しているミディアム・テンポのナンバー。わかりやすいメロディと歌詞で誰もが共感できる出会いと別れの歌になっている。恒例ののライヴ・ヴァージョンは、「アリバイ」を収録。

アルバム『dead stock』から7ヵ月を経てリリースされたシングル。タイトル曲「いつか」は、センチメンタルなメロディと切ない歌詞が胸に響く、秋の夜長にぴったりのロック・チューン。エモーショナルなヴォーカルと叫ぶようなギターのフレーズが、よりいっそう心を揺さぶる。

メジャーからの2枚目となるフル・アルバム。インディーズ時期のシドらしさは薄れ、良質なポップスを聴かせるバンドへと変ぼう。そのため昔からのファンの間で賛否両論の一枚。とはいえ、メンバーの幅広いアプローチを活かし、それを磨き上げたスタイルは、バンドのさらなる可能性も形にした。

2010年度4枚目のシングル。TVアニメ『BLEACH』のオープニング・テーマの「乱舞のメロディ」は彼ららしいキャッチーな曲で、イントロからサビまで一度聴いたら忘れられないような名曲。カップリングのジャジィな「暖炉」、バラードの「ホソイコエ」もメロディが魅力のナンバーだ。

メジャー7枚目のシングルは、アダルトな恋愛模様をしなやかなファンクネスを基調に描き出したグラマラス&軽快なポップ曲。「すぐ傍で」はトラッド・テイストを絡ませながらスケール感のある歌を聴かせ、「眩暈」ではライヴ・バンドとしてのエモーションをあらためてアピール。

近年のロック・バンドの中では圧倒的なポップ・センスとヴォーカル・センスの確かさで群を抜くシドのメジャー・サード・シングル。タイトル曲は連綿と繋がってきた“日本人の歌謡曲”といったものを感じさせる。意図的かどうかはわからないが、そこらへんのバランス感覚が非常に巧み。

2009年に最も飛躍を遂げたビジュアル系バンドの一つ、シドの5枚目のシングル。日本テレビ系『スッキリ!!』の2010年3月度テーマ・ソングに使われた切ないラブ・バラードの「sleep」、ダンス・ロック・ナンバーの「歌姫」と、彼らの静と動の魅力を凝縮した楽曲に加え、インディーズ時代の名曲「合鍵」のライヴ音源も収録。

メジャー第4弾シングル。「one way」は疾走感漂うソフト・ロック。気持ちを前へ推し進めるような、生バンド・サウンドの熱い臨場感が伝わる。「怪盗ネオン」はロカビリー調の歌謡ロック。ピアノの音が妖しい雰囲気を放つ。「土曜日の女」はメロウなヴォーカルとジャジィなアレンジがマッチしたライヴ音源。冒頭の話し声もまた格好いい。

メジャー・ファースト・アルバムには、楽曲のカラフルなレンジの広がりを感じてやまない。歌世界のリリシズムを縦糸に、流麗なロック・サウンド、遊び心あふれるラテンやシャッフル・ビート、切実なバラードなどを織り込んでいくさまには、新しい章を開いたバンドの自信さえ窺える。

アニメ『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』のEDにも起用されたサード・シングル。冒頭から“切なさ”という心の琴線を刺激するメロディが流れてくる。楽曲全編を覆うセピア色した哀愁味あふれる物語は、聴く者それぞれの心に懐かしくもセンチな想いを呼び起こしてくれる。

4ピース・バンドのメジャー第1弾シングルは、TVアニメ『黒執事』主題歌。詞に色彩がない暗闇のような閉塞感が漂う一方、随所で聴かれるギターのアプローチと開放感あるサウンド・メイクは、その闇と対になる光のようで印象的。ヴォーカルも人を惹きつける磁力がある。

メジャーから2枚目となるシングル。冬のリリースということで、雪景色の中で描かれるダンサブルなラブ・ソング。若手バンドの中で断トツと言われている演奏力の高さを発揮。センスあるフレーズとアレンジで、良質なポップスを作り上げている。

インディーズ時代に1万人コンサートを成功させるなどモンスター級バンドの、メジャー・デビュー・シングル。タイトル曲はアニメ『黒執事』のテーマにも起用された。カップリングの「season」のポップさは、音楽的な懐の広さを示している。

2003年に結成された4人組。本作は2008年秋のメジャー進出を控えたタイミングで編纂されたBサイド集。これまでのアルバムに未収録だったシングル等のカップリング曲をコンパイル。ポップで安定感のある“歌謡ロック”からバンドの振り幅がわかる。「眩暈」は新曲。

4作目。基本的には甘いヴォーカルが前面に出たロックっぽい歌謡ポップスなのだが、「右手のスプーンと初恋とナイフ」ではインダストリアルなハードコア・パンク調で迫り、「蜜指~ミツユビ~」ではシャッフルのリズムも使い、「smile」ではケムリも思い出すスカ・パンクも披露し、ヴァラエティに富む作りである。

ルックス良し歌唱力あり演奏も巧しの最強ビジュアル系バンドのシングル。ペットやピアノを用いたビッグバンド風アレンジの「蜜指~ミツユビ~」といい、爪弾くギターがドン底までフォーク・ロックに浸かりまくった「小さな幸せ」といい、ドキドキするほど昭和的なサウンドを華麗に聴かせる。

イントロなしでカット・インの出だし、しかもラテン・パーカッション&アレンジで疾風する。アップ・テンポの16ビートで“悩んだって進まないさ”とヴォーカルがたたみ掛けてくる。このドライヴ感は爽やかで心地よい。「ハナビラ」のイントロも海岸線のような清涼感。

ヴォーカル・マオを中心とする4人編成ビジュアル系バンドのサード・アルバム。TBS系『CDTV』エンディング・テーマ「chapter1」や、TBS系『ランク王国』オープニング・テーマ「御手紙」など、清涼感に満ちたヴォーカルが先導するピュアなロック・サウンドが満載の充実作。

2003年に結成された4人組による3枚目のシングル。ヴォーカルを前面に押し出したバラードはタイトル通りの趣。(2)はアップ・テンポのロックンロールでバンド・テイストは強め。付属DVDの映像は2005年11月23日に行なわれた東京・NHKホール公演から。