1926年2月28日生まれ、東京府東京市牛込区（現・東京都新宿区）出身の女優。本名は佐藤キミ子（旧姓・須斎）。劇団俳優座に入団し、47年に「林檎園日記」で初舞台を踏む。51年に『風にそよぐ葦』で映画デビュー。73年よりTVドラマ『必殺』シリーズで藤田まこと演じる中村主人の姑役として出演、“婿殿！”のセリフで人気に。大河ドラマ『いのち』や映画『生きる』『赤ひげ』などに出演し、庶民的な役柄の名脇役として活躍。84年の『お葬式』では日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞。2008年の『ぼくのおばあちゃん』では82歳で主演し、世界最高齢映画主演女優としてギネス認定された。2018年8月10日に心不全のため死去。92歳没。