1920年10月5日生まれ、米・ミズーリ州カンザスシティ出身のホルン奏者。本名はヴィンセント・ネッド・デローザ。プロのクラリネット奏者を父に、歌手を母にもち、10歳でシカゴ響の首席ホルン奏者ピーター・ディ・レッチェにホルンを習い始める。35年のサンカルロ歌劇場での『椿姫』でプロキャリアをスタート。兵役終了後、レコーディング活動を開始。以来、ジャズ、ロック、ポップ、クラシックなどさまざまなジャンルのホーン奏者の第一人者として名を馳せ、ハリウッドのサウンドトラックやスタジオミュージシャンとしても活躍。また、南カリフォルニア大学では後進の指導に尽力。2008年に引退。2022年7月18日に死去。101歳没。