1953年6月27日生まれ、長崎県福江市（現・五島市）出身のアニメーション監督。岐阜県の高校で建築を学ぶ。東京の美術系専門学校在学中よりアニメーションの背景画の仕事を手掛け、78年のTVアニメ『未来少年コナン』で初の美術監督を務める。以来『天空の城 ラピュタ』『火垂るの墓』『もののけ姫』『時をかける少女』などに美術監督として携わる。『天気の子』では劇中の絵画を描く。迫力ある独特の雲の描き方は、ファンの間で“二三雲”と呼ばれる。画集などの著書も多く、故郷を描くライフワークの作品群「五島百景」が2021年に完成。専門学校講師など後進の育成にも尽力。2023年8月19日に胃がんのため埼玉県飯能市の自宅で死去。70歳没。