
あのデヴィッド・リー・ロスが復帰! 彼をフロントにしてのアルバムは何と28年ぶり、ヴァン・ヘイレンとしても14年ぶりとなるアルバム。変わらない良さに加えて、年輪を重ねたゆえの貫禄も。地に足がついたドッシリとした感触がまたイイ。これぞアメリカン・ハードロックというにふさわしい会心作だ。★

アメリカを代表するハード・ロック・バンドとして長らくシーンのトップに君臨するヴァン・ヘイレンの楽曲群を、主として80年代に華々しい活躍を見せた敏腕たちがカヴァー。意外なハマり具合に驚かされながら、あらためて原曲の個性的な響きも実感させられる。

サミー・ヘイガー参加の新曲3曲を含む、ヴァン・ヘイレンの2枚組ベスト。もちろんデイヴ・リー・ロス時代の代表曲も網羅した選曲は申し分なく、サミー参加の初期曲のライヴをはじめ、ロック・ギターの歴史を変えたエディの超絶テクが楽しめる決定版ベスト。

注目のデイヴ・リー・ロスを加えた、オリジナル・ヴァン・ヘイレンが11年ぶりに吹き込んだ新曲(17)(18)を含む初のベスト盤。過去のヒット曲と代表曲が年代順に並べられていて、彼らの18年間にわたるレコーディング・キャリアの総括的回顧作品集といえる内容だ。

サミー・ヘイガー加入後の現在のヴァン・ヘイレンの最新作を除くすべてのアルバムをひとまとめにした、日本独自企画のボックス・セット。例の2枚組のライヴ盤には日本のみの初回特典だった2曲入りのCDシングルもちゃんとついている。しかし、あとはちょっとした年表を含むブックレットが封入されているだけで、初心者とマニア向けでしかない。

10月には待望の日本公演が予定されている彼らの来日記念シングル。新ヴォーカリストのゲイリー・シェローンが歌う最新作『ヴァン・ヘイレンIII』からの表題曲の編集ヴァージョン(1)が聴けるのが売りだが、アルバムを持っていれば不要なマニア向けの1枚。

ヴォーカリストに元エクストリームのゲイリー・シェローンを迎えたニュー・アルバム『ヴァン・ヘイレンIII』からのセカンド・シングルは放火魔の歌、じゃなくてストレスの歌かな? ま、曖昧な歌詞はともかくサウンドはハード・ロックの王道を直進している。

注目のデイヴ・リー・ロスを加えた、オリジナル・ヴァン・ヘイレンが11年ぶりに吹き込んだ新曲(17)(18)を含む初のベスト盤。過去のヒット曲と代表曲が年代順に並べられていて、彼らの18年間にわたるレコーディング・キャリアの総括的回顧作品集といえる内容だ。

サミー・ヘイガー加入後の現在のヴァン・ヘイレンの最新作を除くすべてのアルバムをひとまとめにした、日本独自企画のボックス・セット。例の2枚組のライヴ盤には日本のみの初回特典だった2曲入りのCDシングルもちゃんとついている。しかし、あとはちょっとした年表を含むブックレットとピン・バッヂとロゴ・ステッカーが封入されているだけで、初心者とマニア向けでしかない。

こっちもデヴィッド・リー抜きのヴァン・ヘイレンに慣れてきたみたいで、やっと正面切って聞けた気がする。やはり実力はたいしたもんだし、スケールの大きさは格別の味だ。これはスティーヴ・ペリーを迎えたジャーニー同様、別のバンドとして接しよう。

元エクストリームのゲイリー・シェローンがシンガーになって初のアルバム。少々ジミー・ペイジっぽいギター演奏が御愛敬だし、すきまの多い作りが疲れさせず構成力で飽きさせず全部聴かせる作りは、憎ったらしいほどさすが。

元エクストリームのゲイリー・シェローンを3代目ヴォーカリストに迎えた彼らの、『ヴァン・ヘイレン3』からの1stシングル。ここでしか聴けないタイトル曲のシングル用ヴァージョン1が入っているのが話題だが、(2)と(3)は前述のアルバムからの流用音源。

“ベスト”と冠するのはいささか無理があるけど、超有名曲(3)、最近テレビ・コマーシャルでも流れている(1)ほかの組み合わせからなる全5曲入り(うち2曲はカラオケ・ヴァージョン)シングル。こういうのっていったいどんな人が買うのか興味はそそられます。

ぬか喜びに終わったデイヴィッド・リー・ロスとの復縁話。その記憶も新しい時期を狙ったような箱ものの登場だ。哀愁のロス在籍時代のオリジナル作全6作をパッキング。『戒厳令』まではエディ・ヴァン・ヘイレンの技巧にロスが圧倒されていたが、『1984』ではその勢力図が逆転、エンタテインメントなR&Rの醍醐味が凝縮、現行の人気の基盤作りを果たす。これって遠い昔の成功物語なのか?

何故突然という感の強いヴァン・ヘイレン往年の名曲のシングル・カット。おまけに収録曲には未発表もライヴもない、とりたてて言うべきものがないシングル。タイアップもついたし、新しいリスナーにヴァン・ヘイレンを知ってもらおうという狙いかも。

注目のデイヴ・リー・ロスを加えた、オリジナル・ヴァン・ヘイレンが11年ぶりに吹き込んだ新曲(17)(18)を含む初のベスト盤。過去のヒット曲と代表曲が年代順に並べられていて、彼らの18年間にわたるレコーディング・キャリアの総括的回顧作品集といえる内容だ。

結局は単なるスタジオ・セッションで終わってしまった、幻のオリジナル・ヴァン・ヘイレンの復活劇で吹き込まれた新曲の2ヴァージョン(1)(2)と、サミー・ヘイガーが歌った86年の大ヒット曲(3)を収録した3曲入りCDシングル。(1)は(2)の編集ヴァージョン。

デイヴ・リー・ロスの電撃的な復帰で、あまりにもあっけない幕切れを迎えた、サミー・ヘイガー在籍時のラスト・シングル。映画『ツイスター』のサントラ盤に吹き込まれた(1)(3)のほかに、タイトル曲のロング・ヴァージョン(2)を収録。マニア向けの1枚だ。

当時、ロックの分野では当代随一のヒットメーカーとして知られていたブルース・フェアバーンをプロデューサーに迎えて完成させた95年のアルバム。もっとも、誰をプロデューサーに起用しようが、揺るぎないこのバンドの強烈な個性を改めて実感させられる力作だ。

ヴァン・ヘイレン、アルバム10作目にして初登場のライヴ・アルバム。いうまでもなく、彼らのスーパーなステージが凝縮されている。いまや来日公演は望み薄なだけに、コレで我慢、といったところか。なにはともあれ、エディが衰えていないのが嬉しい。

前作「1984」の中の「ジャンプ」の大ヒットにより、アメリカン・ハード・ロックのNo.1に踊り出たヴァン・ヘイレンのニュー・アルバム。ヴォーカルがデイヴ・リー・ロスに代わり、元モントローズのサミー・ヘイガーを迎えての第1弾。一段とパワーがアップ。

ヴァン・ヘイレンのデビュー盤だ。エドワードのギターがロッカー達の耳に飛び込んだショックは忘れられるもんじゃないけど、彗星のように現われた彼らのデビュー盤をもう一度聴いてみよう。アメリカの音楽地図を塗り変えた彼らの出発のモニュメントを。

ヴァン・ヘイレンの82年のアルバム。エドワードのギターが大活躍。「オー・プリティ・ウーマン」「ダンシング・イン・ザ・ストリート」などのヒット曲も収録。ギター・シンセサイザー?もダイナミックに乗りまくっている。

'81年発表の4作目。いまとなっては懐かしい感じさえ受けるが、それぞれの曲のイントロで聴かれるギターのリフやピッキングの技は、少しも色あせていない。コマーシャルな曲がない分だけ、アルバムとしては統一感がある。奥の深いハード・ロックだ。

キンクス往年の名曲『ユー・リアリー・ガット・ミー』を含む「炎の導火線」で衝撃的デビューを飾ったヴァン・ヘイレンの第3作。圧倒的迫力の1,2作や大ヒットを生んだ「ダイヴァー・ダウン」「1984」の狭間にあたる本作は初の完璧オリジナル集。

'79年発表のセカンド・アルバム。当時20代前半だった彼らの元気なハード・ロックが聴ける。もちろん、あのデイヴィッド・リー・ロスも当時は他の3人と一緒に仲良く頑張っていた。それにしても、やはりエドワードのギターは本当にウマい。サスガです。

ま、サミー・ヘイガーの苦労人ぽいヴォーカルに手に汗握れるかで、評価というより好き嫌いが決まるんでしょうね。バカっぽさが極端に少ない。文字通り地に足が着いたハード・ロック。リトル・フィートをカバーしてる(10)も、オリジナルと違ったきまじめ。