
“スラッシュ・メタル四天王”のひとつに数えられるスレイヤーの6年ぶりのアルバム。エクソダスのゲイリー・ホルト(g)が参加して初のアルバムとなった本作は、80年代の彼らを思わせるような破壊力と緊迫感にあふれており、スピード感に満ちた楽曲は王者の風格漂う作品に仕上がっている。

LOUD PARK 09で帝王の貫禄をあらためて見せつけたスレイヤー。この10作目では、スタジオ・ジャムによる曲作りに初挑戦。パンキッシュな音像も冷酷なバンド・アンサンブルをより生々しく捉え、狂気に満ちた世界、ひいてはそれが映し出す現実社会を突きつけてくる。

16年ぶりにデイヴ・ロンバード(ds)が復帰し、オリジナル・ラインナップで作り上げた5年ぶりのアルバム。ツイン・ギターによるキラー・リフをはじめ、元祖スラッシュ・メタル・バンドならではのスリリングなスピード感は本作でも健在で、パワフルで攻撃的なサウンドスケープは貫禄十分。

ファースト・アルバムの翌年の84年発表のEP。今回は初めて世に出た彼らの曲でもある83年のコンピ盤収録の(4)を加えた仕様での再発だ。スレイヤーのスラッシュ・メタル宣言とも言うべき(1)は今でもライヴでやる名曲だが、初々しい速さの(4)も捨てがたい。

83年にリリースしたデビュー作の紙ジャケ再発盤。かなり前の作品とあって、さすがに音質はチープ。しかしスラッシュ・メタルの王者の一つと呼ばれたスレイヤーらしい殺戮性ある楽曲は、未だに凶暴でもある。聴けば血流も激速状態にまっしぐら。

スラッシュ・メタル界の重鎮にして孤高の存在である4人組が85年に発表したライヴ盤で、紙ジャケット仕様にて再発。ファースト・アルバム『ショウ・ノー・マーシー』発表後の貴重なテイクが生々しく収められている。当時の空気を感じ取りたい。

米LA出身スラッシュ・メタル・バンドのセカンド(85年発表)の紙ジャケット仕様(再現具合がちょっと中途半端かも……)再発盤。楽曲展開に凝った作風はいかにもアングラな香り漂うが、暴虐的かつ闇雲なスピード感覚は20年を経た今でもインパクト十分だ。

スラッシュ・メタルの帝王、屈強かつ激烈というイメージを裏切らない期待通りの音。彼らならこの位はやってくれるだろうと信じていた。だが本当に大切なのは、既に7作目を数えるのにプレッシャーを微塵も臭わさない、音を越えた精神的強さだと思う。

メタリカやメガデスと並んで、スラッシュ・メタルの先駆的存在として知られる彼らの約4年ぶりの新作。最初から最後まで攻撃的なリフと重く激しい演奏が繰り出される、このバンドらしい相変わらずの内容だが、ファンの期待を裏切らない力作といえる。

海賊版カセットの多いことでも知られるハード・コア・メタルのスレイヤーが、海賊版を駆逐する目的もあってか、2枚組のライヴを発売。全23曲。これを休むことなく体をゆすって聴ける人こそ本当のメタル・ファン。脳みそがカニミソにならないように。

スラッシュが90年代に政権を樹立するにはスレイヤーが重要な役割を担わなければならない。で、この5作目にソレが隠されているのかと云えば音楽性に目立った変化がなく前作の延長線。難産で、このライン。煮詰まりは否定できないがファンには嬉しい安定期。

先日の来日公演に合わせて企画された日本独自編集盤。(1)は最新アルバムからの流用音源だが、残る4曲は今年5月のLA公演の実況音源で、とことんヘヴィに迫ってくる、ハードでスピード感あふれる彼らの豪快なライヴがほんの少しだけだが楽しめる内容だ。

スラッシュが90年代に政権を樹立するにはスレイヤーが重要な役割を担わなければならない。で、この5作目にソレが隠されているのかと云えば音楽性に目立った変化がなく前作の延長線。難産で、このライン。煮詰まりは否定できないがファンには嬉しい安定期。

海賊版カセットの多いことでも知られるハード・コア・メタルのスレイヤーが、海賊版を駆逐する目的もあってか、2枚組のライヴを発売。全23曲。これを休むことなく体をゆすって聴ける人こそ本当のメタル・ファン。脳みそがカニミソにならないように。

メタリカやメガデスと並んで、スラッシュ・メタルの先駆的存在として知られる彼らの約4年ぶりの新作。最初から最後まで攻撃的なリフと重く激しい演奏が繰り出される、このバンドらしい相変わらずの内容だが、ファンの期待を裏切らない力作といえる。

80年代のパンク/ハードコアを中心としたカヴァー集。原曲を比較的忠実に再現し、またマニアックな選曲といい、熱愛ぶりがよく表出している。百姓一揆パワーが作烈し、メロコアばかりが注目を集める昨今の中で、ハードコア本来の姿を見た気がする。

スラッシュ・メタルの帝王、屈強かつ激烈というイメージを裏切らない期待通りの音。彼らならこの位はやってくれるだろうと信じていた。だが本当に大切なのは、既に7作目を数えるのにプレッシャーを微塵も臭わさない、音を越えた精神的強さだと思う。

スラッシュが90年代に政権を樹立するにはスレイヤーが重要な役割を担わなければならない。で、この5作目にソレが隠されているのかと云えば音楽性に目立った変化がなく前作の延長線。難産で、このライン。煮詰まりは否定できないがファンには嬉しい安定期。

80年代のパンク/ハードコアを中心としたカヴァー集。原曲を比較的忠実に再現し、またマニアックな選曲といい、熱愛ぶりがよく表出している。百姓一揆パワーが作烈し、メロコアばかりが注目を集める昨今の中で、ハードコア本来の姿を見た気がする。

昨年のライヴを中心にまとめたCD。当然スタジオ盤よりも荒っぽいプレイだが、そこはスレイヤー…やっぱり巧い。重い音を職人ワザのような演奏で再現する。昔の曲も、新ドラマーのプレイによって若々しく蘇っている感じだ。なお、(6)は日本盤のみ。

メタリカやメガデスと並んで、スラッシュ・メタルの先駆的存在として知られる彼らの約4年ぶりの新作。最初から最後まで攻撃的なリフと重く激しい演奏が繰り出される、このバンドらしい相変わらずの内容だが、ファンの期待を裏切らない力作といえる。

海賊版カセットの多いことでも知られるハード・コア・メタルのスレイヤーが、海賊版を駆逐する目的もあってか、2枚組のライヴを発売。全23曲。これを休むことなく体をゆすって聴ける人こそ本当のメタル・ファン。脳みそがカニミソにならないように。

ブライアン・スラゲルとの共同プロデュースによるスラッシュ・メタルな4人組の85年の2作目。コンセプチュアルな大作主義を導入して、猪突猛進だけではない劇的な展開を見せたりもするが、やはり必殺技は怒涛の寄り身。初期の勢いが楽しめる温故知新盤。

セルフ・プロデュースによるデビュー作。当時(84年)はLAメタルとの対比でヘヴィに聴こえたが、こうしてチェックしてみるとリズムの軽さに笑みが…。実感したのは、時代の要求が想像以上に過酷だということだ。それに応えるバンドの成長も立派。