1929年8月13日生まれ、北海道歌志内村（現・歌志内市）出身の漫才師。本名は平井歌江（ひらい・うたえ）。旅役者の両親のもと、3歳から舞台を踏む。キャバレーや芸者で働いた後、56年に妹の照枝、花江と3姉妹の漫才トリオ“かしまし娘”を結成。三味線やギターを弾きながら、明るくにぎやかに歌う漫才で人気を博し、66年に第1回上方漫才大賞を受賞。81年のトリオ活動休止後は、ドラマや映画、舞台などの女優業、バラエティ番組出演、講演など多岐にわたって活躍。2009年にWAHAHA本舗に正式入団し、話題に。晩年は療養に努めていたが、2024年1月19日に老衰のため大阪府の自宅で死去。94歳没。