ガイドコメント
「縁を結いて」に続く、約5ヵ月ぶりのシングル。「Nijiの詩」は2008年開催イヴェント“WATERIZE”で初披露した、“水”と“傷”をテーマにした愛の歌。過去を見つめ直すことによって今が見えるという想いを込めている。
収録曲
01Nijiの詩
“堂本剛”名義では5枚目となるシングル。恋や傷を教えくれた青空に響く虹へ託した愛のメッセージともいえる、独創的な詞世界が印象的。閉塞から少し抜け出したような、鼻先をかすめるほどの希望の薫りを感じる、ソフトロック調の穏やかで美しいアレンジが秀逸だ。
02technologia-意思
“ほんとうのテクノロジーはぼくらの意思”……とささやかに問いかけるヴォーカルにハッとさせられる。ゆったりと海原をたゆたうようなジャジィなムードのなかで楽器と自然を対比しながら人間の素晴らしさや平和への願いを綴る詞も、堂本剛ならではの世界だ。
03月-ツク
アコースティック・ピアノで奏でられる静寂なインストゥルメンタル・ナンバー。夜空に浮かぶ月の光が山や川面をぼんやりと照らすような、そんな自然の情景が思い浮かぶ。鍵盤で語る孤高のリリシストというにふさわしい、肌で味わいたい感性の演奏だ。