ミニ・レビュー
ウィーン・フィル楽員から「神聖にして侵さざるべき存在」として崇められる存在で、ドイツとスロヴァキアの血をひく作曲家シュミット(1874-1939)。四つの交響曲作品、中でも第3番と第4番への評価が高いが、今回ビシュコフが取り上げたのは田園情緒にあふれた第2番。仄々と曲想が湧き上がる。★
ガイドコメント
セミヨン・ビシュコフ指揮ウィーン・フィルによるフランツ・シュミットの交響曲第2番と、R.シュトラウスの「炉端のまどろみ」。急速に再評価が進むオーストリアの作曲家、シュミットが描いた重厚な後期ロマン派的世界を堪能することができる。
収録曲
フランツ・シュミット:
01交響曲第2番変ホ長調
R.シュトラウス:
02歌劇「インテルメッツォ」op.72からの4つの交響的間奏曲〜第2曲 炉端のまどろみ
演奏
セミヨン・ビシュコフ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団