ミニ・レビュー
マズアの“第九”は73年の録音で、ドラマ性を強調しないシンプルな演奏。朝比奈のブルックナーは80年6月、東京カテドラルでの定評あるライヴ。ドヴォルザークは没後100周年を記念したペシェク&チェコ・ナショナルの初録音。それぞれ正統派と評される演奏の組み合わせで、パーティ景品にぴったり。
ガイドコメント
ベートーヴェンにブルックナー、そしてドヴォルザークの、人気の高い3曲の「第九」を並べている。ベートーヴェンはマズア、ブルックナーは朝比奈、ドヴォルザークはペシェックと、定番演奏が集まった。
収録曲
01交響曲第9番ニ短調op.125「合唱付」 (ベートーヴェン)
02交響曲第9番ニ短調 (原典版) (ブルックナー)
03交響曲第9番ホ短調「新世界より」op.95 (ドヴォルザーク)
演奏
(1)クルト・マズア指揮 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 ライプツィヒ放送合唱団 ベルリン放送合唱団 ドレスデン・フィルハーモニー児童合唱団 アンナ・トモワ=シントウ(S) アンネリース・ブルマイスター(A) ペーター・シュライアー(T) テオ・アダム(BS) (2)朝比奈隆指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団 (3)リボル・ペシェック指揮 チェコ・ナショナル交響楽団
録音
(1)73.1 (2)80.6 (3)2004.11