ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ロマンス第1番・第2番　アンネ=ゾフィー・ムター / クルト・マズア / ニューヨーク・フィルハーモニック

ガイドコメント

ベートーヴェンがヴァイオリンのために書いた優美な協奏作品を、同楽器の“女王”の独奏で聴く魅惑のアルバム。ムターは、四半世紀前にカラヤンの指揮で協奏曲を録音していたものの、本作では一段と風格を増した熟成度の高い演奏を繰り広げている。

収録曲

01ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61 第1楽章：Allegro ma non troppo

02ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61 第2楽章：Larghetto

03ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61 第3楽章：Rondo （Allegro）

04ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第1番ト長調作品40

05ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第2番ヘ長調作品50

演奏

アンネ=ゾフィー・ムター(vn) クルト・マズア(cond) ニューヨーク・フィルハーモニック

アーティストおよび作曲家

ニューヨーク・フィルハーモニック
米ニューヨークを本拠地とするオーケストラ。指揮者ウレリ・コレッリ・ヒルに率いられた地元の音楽家たちによって1842年に創立。米5大オーケストラ“ビッグ・ファイヴ”に名を連ね、世界的に最も古い楽団の一つとして知られる。略称は“NYP”。音楽監……

アンネ=ゾフィー・ムター
1963年6月29日生まれ、旧西独・ラインフェルデン出身のヴァイオリニスト。カール・フレッシュ門下のエルナ・ホーニヒベルガー、アイダ・シュトゥッキに師事。76年のルツェルン音楽祭のデビュー演奏会を聴いたカラヤンに認められ、翌年のザルツブルク……

クルト・マズア
1927年7月18日生まれ、旧東ドイツ出身の指揮者。ライプツィヒでピアノ、作曲、指揮法を学び、いくつかの歌劇場を歴任後、ドレスデン・フィルハーモニー管やライプチヒ・ゲバントハウス管など、ドイツの名門楽団で指揮者として活躍。欧米の主要オーケス……

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
1770年生まれ。1827年没。ドイツの作曲家。祖父も父も宮廷歌手。14歳で宮廷オルガニスト。1792年ワルトシュタイン伯爵の後援でウィーンに行き、ハイドン、アルブレヒツベルガー、サリエリらに学ぶ。革新的な作風は表現の幅を拡大し、ロマン派へ……

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