ミニ・レビュー
ムラヴィンスキーが逝って20年近く経つにもかかわらず、発売されるライヴ録音の数には驚くばかりだ。65年モスクワでのコンサートを収めたこのCDも鮮明な録音でこの時期ならではの輝かしい演奏を堪能できる。脱兎のごとき「ルスラン」序曲に拍手喝采したい。
ガイドコメント
ムラヴィンスキーの膨大な録音リストの中から厳選した、シリーズの第2弾は初出音源集。1965年2月21日と11月24日の録音を収録。サルマノフの交響曲やベレゾフスキーの作品が聴けるのが嬉しい。
収録曲
[Disc 1]
01歌劇「ホヴァーンシチナ」〜前奏曲「モスクワ川の夜明け」 (ムソルグスキー)
02交響曲第5番ホ短調op.64 (チャイコフスキー)
03交響曲第3番 (サルマノフ)
[Disc 2]
01歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲 (グリンカ)
02ピアノと弦楽オーケストラのためパルティータ (ベルゾフスキー)
03交響曲第5番ニ短調op.47 (ショスタコーヴィチ)
演奏
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
録音
[1] (1)(2) [2] (1)65.2 [1] (3) [2] (2)65.11