ミニ・レビュー
多彩な顔を持っていたグルダのピアニズム、近年さまざまな形で試みられている“クラシックとジャズの融合”のあるべき姿というものを提示したアルバムだ。特にモーツァルトのソナタにおける自由さは、幅広い視野と興味を持ち、音楽そのものを愛していたグルダならではの輝きが見えてくるかのようだ。★
収録曲
モーツァルト:
01ピアノと管弦楽のためのロンド イ長調K.386
グルダ:
02インプロヴィゼーション1
モーツァルト:
03ピアノ・ソナタ ハ長調K.330
グルダ:
04インプロヴィゼーション2
05「Play Piano Play」〜練習曲第1番
06ピアノ、電子ピアノ、ドラムスのための組曲〜アリア
モーツァルト:
07ピアノと管弦楽のためのロンド ニ長調K.382
演奏
フリードリヒ・グルダ(P) (1)(7)レオポルド・ハーガー指揮 バイエルン放送交響楽団