ミニ・レビュー
「第三世界の曙」は、'73年発表の3作目。「エルドラド」は、'74年発表の4作目。「フェイス…」は、'75年発表の5作目。「ロックとクラシックの融合」というコンセプトで「世界で最小にして最高のオーケストラ」としてスタートしたELOだが、その音楽性は徐々にメロディックなポップ・ロック以線へと移っていった。'79年の『ディスカバリー』をその頂点とすれば、この3枚のアルバムは過渡期の作品ということになるが、実は最も美味しい時期のアルバムであり、特に「エルドラド」と「フェイス…」は初期の傑作。
ガイドコメント
収録曲のタイトルをみているとびっくりしてしまう彼らの3作目。過去の2作が実験的内容だったのに対し、ひとつのコンセプトにそって全体をまとめた作品。アメリカ進出を意図した73年作品。
収録曲
01OCEAN BREAKUP / KING OF THE UNIVERSE
02BLUEBIRD IS DEAD
03OH NO NOT SUSAN
04NEW WORLD RISING / OCEAN BREAKUP REPRISE
05SHOWDOWN
06DAYBREAKER
07MA - MA - MA BELLE
08DREAMING OF 4000
09IN THE HALL OF THE MOUNTAIN KING