レッド・ホット・チリ・ペッパーズ / ワン・ホット・ミニット [紙ジャケット仕様] [限定]

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レッド・ホット・チリ・ペッパーズ / ワン・ホット・ミニット [紙ジャケット仕様] [限定]
CD
ガイドコメント
脱退したジョン・フルシアンテ(g)に代わり、元ジェーンズ・アディクションのデイヴ・ナヴァロを迎えて制作された、95年発表の6thアルバム。ファンク色が薄まり、へヴィネスさを増した1作。
収録曲
01WARPED
新加入したデイヴ・ナヴァロの影響か、レッチリよりもジェーンズ・アディクションの作風に近いメタル・ファンク。マッチョなサウンドと弱さを吐露した歌詞とのギャップ大でおかしい。かつての邦題は「レッチリの電撃ワープ」。
02AEROPLANE
意図的か偶発的か、ところどころにジャズっぽい空気を漂わせたクールなファンク・ナンバー。噛み合わないベースとドラムが浮遊感を演出しているのもねらいなのか……。歌詞中の“あいつ”とは、P.J.ハーヴェイだとする説もあった。
03DEEP KICK
15歳で出会ったアンソニーとフリーの友情ストーリーが綴られたレッチリ流「ギザギザハートの子守唄」。バットホール・サーファーズの至言“やった後悔は、やらない後悔よりもマシ”を引用したエンディングが感動的だ。
04MY FRIENDS
元カノからの電話を受けた主人公が“解放は平和だ”と歌う哀しげなナンバー。いくつかの哀しい感情が交錯する抽象的な内容の歌詞に、デイヴが少し土臭いギターでかすかな希望を灯す。アンソニーの歌唱の表現力が見事だ。
05COFFEE SHOP
歌詞に孔子と仏陀とイギー・ポップが登場する奇妙なヘヴィ・ラップ・ロック。そのためなのか、序盤の曲調はかすかに東洋風。フリーが弾く人間離れしたベースに、他のパートも負けじと応戦。終盤の疾走感には圧倒される。
06PEA
腹を立てていたフリーがその感情をぶちまけたアコースティック・ベースでの弾き語り。同性愛差別者を非難するなど、直接的な表現満載の穏やかでない歌詞のわりに、サウンドは平穏。アルバムの箸休め的曲だ。
07ONE BIG MOB
“オレはお前でオレ”と、意味不明な掛け声を気合たっぷりに復唱してスタート。ハードな前半、サイケデリックな中盤、ファンクな後半と、組曲風な構成だ。中盤で聴こえる泣き声は、デイヴの弟が1歳児だった頃の録音。
08WALKABOUT
原住民の文化に理解と関心を示すアンソニーが、アボリジニの風習をモチーフにしたファンク・ナンバー。活動暦からもファンクが不得手なことが明白なデイヴが、ワウを使ったファンク・ギターを懸命に弾いている。
09TEARJERKER
ニール・ヤングの「スリープス・ウィズ・エンジェルズ」同様、故カート・コバーンを歌ったメロウ・ナンバー。カートの自殺を知らされたアンソニーが、ショックを受けながらも思い出を振り返り、カートへの思いを吐露。
10ONE HOT MINUTE
デイヴがレッチリ加入前に在籍したジェーンズ・アディクションの作風を思わせる、ダークなヘヴィ・ナンバー。ジェーンズ〜のシンガー、ペリー・ファレルを真似たシャウトを被せるなど、デイヴの影響が色濃くうかがえる。
11FALLING INTO GRACE
フリーが粘っこいベース・プレイを聴かせるダーク・ファンクで、ヴォコーダーを使った奇妙なうめき声が被せてある。アルバム『ワン・ホット・ミニット』収録曲では唯一の性的歌詞だが、過去作に較べれば表現はソフト。
12SHALLOW BE THY GAME
リズム隊が轟かせるサウンドの重量をものともせず、ぐいぐいと突き進む大馬力の疾走ヘヴィ・ロック・ナンバー。キリスト教原理主義を野蛮で底が浅いと切り捨て、自らは異端だと表明して対決を挑む歌詞。なんとも恐れ知らずだ。
13TRANSCENDING
ドラッグ摂取過多により23歳の若さで世を去った俳優、リヴァー・フェニックスに捧げられたヘヴィ・ナンバー。この曲の作者でリヴァーの親友でもあるフリーが、気迫のこもったベース・プレイで哀悼の意を表現している。
仕様
紙ジャケット仕様
封入特典
  • 解説・歌詞・対訳/オリジナル内袋(LP2枚分/2種類)/英語歌詞リーフレット
アーティスト
  • レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
    米・ロサンゼルス出身のロック・バンド。アンソニー・キーディス(vo)とフリー(b)を中心として1983年に結成。日本では“レッチリ”の愛称で親しまれる。翌84年にアルバム・デビュー。以来、壮絶なライヴパフォーマンスと数々の名曲で世界的バンド……
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