ミニ・レビュー
CHEMISTRYのサード・アルバム。ヒット曲「So in Vain」「YOUR NAME NEVER GONE」ほか15曲収録。今回も二人それぞれのプロデュース曲2曲が入った。鷺巣詩郎のアレンジ、m-floとの共演も聴きどころ。ラテン・フレイヴァーの「赤い雲 白い星」も秀逸。★
ガイドコメント
CHEMISTRYの3rdアルバムは、「YOUR NAME NEVER GONE」「アシタへカエル」など7曲のタイアップ曲を収録。2人の歌の存在感がより際立った仕上がり。
ガイドコメント
CHEMISTRYの3rdアルバムは、「YOUR NAME NEVER GONE」「アシタへカエル」など7曲のタイアップ曲を収録。2人の歌の存在感がより際立った傑作に仕上がっている。
収録曲
01Intro-lude
02Us
気持ちいいくらい明るくハツラツとしたクライマックスへの展開が魅力のダンス・ポップ・チューン。抜けるような開放感と爽快感がタップリで、“地図のない道を求め……”の詞もピッタリなダイハツ「MOVE」のCM曲。
03YOUR NAME NEVER GONE
04my Rivets
ラップ風に滑らせるヴォーカルと、鷺巣詩郎のオーケストラチックなアレンジがかみ合い、緊張感と疾走感が淀みなく流れるダンス・チューン。ヴォコーダー風のアクセントからの展開がより抜けた感じでグー。
05This age
苦悩ある日々を乗り越えて、今がある。喜びや悲しみを通り過ぎて、自分がある……足の爪先で大地を噛むようにしっかりと自分を見つめ直しながら歌うミディアム・スロー・ナンバー。月光が輝く夜が似合う曲。
06Bound for Identity〜dear friend〜
涼しげな夏の夕暮れのような清涼感が一気に広がるナンバー。どこまでも突き抜けていくような派手さはないが、キメ細やかな表情を持ったメロディが、上質感を保つクールなサウンドに重なって、スタイリッシュな曲。
07〜Street Sounds of Naples、Italy〜
08meaning of tears
川畑が作詞を手掛けたハートウォームなナンバー。しっとりとしたストリングスのアレンジは森俊之によるもの。胸をぐっと打つ質の高いサウンドは、眼を見張るだけのものがある。愛しい人を想って聴くのには最適。
09Ordinary hero
ドラマティックなメロディ・ラインが鋭く駆け抜けるファンキー・ダンス・チューン。フェンダー・ローズからエレキ・ギターへとサウンドの表情が変わる展開など、起伏が激しい。強い熱が感じられるナンバー。
10Now or Never (CHEMISTRY meets m-flo)
11So in Vain
12赤い雲 白い星
細かく刻まれるギター・リフからボッサ・サウンドが心地よく響くポップ・チューン。タイトルどおりに見上げた空を思わせるスケールの大きい、幸福感あふれるサウンドが、ステップを踏むように進んでゆき爽快。
13Interlude
14アシタヘカエル
15いとしい人