ミニ・レビュー
モノラル録音ながら「エレクトラ」の絢爛たる音空間が堪能できるアルバムである。しかも廉価。シュトラウスでは定評のあったミトロプーロス50代の才気煥発な棒、圧倒的な声量と迫真的な歌唱で迫るコネツニ、メードルやイーリッチら脇役も出色。歌詞対訳はついてない。
ガイドコメント
1950年代の貴重なオペラの放送録音が2枚組2520円で楽しめる「チェトラ・オペラ・コレクション」。20世紀のオペラにかけては他の追従を許さなかった鬼才ミトロプーロスの「エレクトラ」。
演奏
ディミトリ・ミトロプーロス指揮 フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団 フィレンツェ五月音楽祭合唱団 アニー・コネツニ,ダニツァ・イーリッチ,ドロテア・フラス,アンナ・ミヒャルスキー,シャルロット・マークス,ダグマー・シュメデス,フリードル・リーグラー(S) マルタ・メードル,ポリー・ベイティック,カティア・サボー(MS) ゲルトルート・シュスター(A) フランツ・クラルヴァイン,ヨゼフ・シュミディンガー(T) ハンス・ブラウン(BR) ヴィルヘルム・フェルデン,リュボミール・パンシェフ(BS)