ガイドコメント
2015年9月25日リリースのベスト・アルバム。「ムーヴス・ライク・ジャガー」をはじめ、「ペイフォン」や「サンデー・モーニング」などヒット曲を多数収録している。マルーン5の入門盤にもピッタリな一枚。
収録曲
01THIS LOVE
2002年に発表された1stアルバム『ソングス・アバウト・ジェーン』からのシングル。グルーヴ感たっぷりのベースがブラック・ミュージックへの傾倒を感じさせる。“ただのゲームのように愛をプレイし”などというセクシャルな歌詞を、スムースなメロディに乗せ歌う。
02PAYPHONE
ラッパーのウィズ・カリファを迎えた、4thアルバム『オーヴァーエクスポーズド』からのシングル。晴れやかなメロディが心地よい。携帯電話全盛期の時代ながら綴られる“公衆電話から家にかけようとしている”という歌詞が繋がりを絶たれたような寂しさを感じさせる。
03SHE WILL BE LOVED
2002年に発表された1stアルバム『ソングス・アバウト・ジェーン』からのシングル。プロデュースはフェイス・ノー・モアも手がけたマット・ウォレス。UKロックのような清涼感を保ち、めくるめくギター・リフが幻想的だ。
04ONE MORE NIGHT
4thアルバム『オーヴァーエクスポーズド』からのシングル。ダンスホールレゲエの小気味いいビートにあわせ、喧嘩しても離れられない恋人との関係を歌う。ダビーなベースも重くなくてちょうど良い。全米1位を記録。
05MOVES LIKE JAGGER
クリスティーナ・アギレラを迎えた一曲にして、初めて外部からソングライターを招いて制作された一曲。みぞおちに響く4つ打ちのキックとダンサブルなカッティング・ギターで、“僕はジャガーみたいに踊るのさ”と野生的な男性像を描いている。
06WAKE UP CALL
2ndアルバム『イット・ウォント・ビー・スーン・ビフォー・ロング』からのシングル。ライヴでバック・ミュージシャンを務める元ファントム・プラネットのサム・ファラーがプロデュースで参加。恋人を奪われた男の不安定な心を、不穏なメロディラインで歌っている。
07MISERY
2010年発表の3rdアルバム『ハンズ・オール・オーヴァー』からのシングル。デフ・レパードなどで知られるロバート・ジョンソン“マット”ランジをプロデューサーに迎えた、ゴージャスで洗練されたファンク・チューンとなっている。
08MAPS
5thアルバム『V』からのシングル。レオナ・ルイスなどを手がけた、ワンリパブリックのライアン・テダーがプロデュースで参加。奥行きのあるシンセ・ロックで、支えてきたのに自分がつまずいた途端にいなくなった恋人への叫びを歌っている。
09MAKES ME WONDER
2ndアルバム『イット・ウォント・ビー・スーン・ビフォー・ロング』からのシングル。1stアルバムにも参加したマーク・エンダードをプロデュースに迎え、クールにスウェイビートを奏でるブルー・アイド・ソウル・チューンとなった。初の全米首位を記録。
10ANIMALS
2014年発表の5thアルバム『V』からのシングル。シェルバックのプロデュースによるヒップホップ的なビートにあわせ、“ベイビー 今夜のきみは僕の獲物”などアダルトな歌詞を色っぽく歌う。全米3位のヒットを記録。
11DAYLIGHT
4thアルバム『オーヴァーエクスポード』からのシングルカット。ヴォーカルのアダムが、ソフトロックのようにドリーミーなメロディを伸びやかに歌う。別れなければいけない恋人を愛おしく思う歌詞もドラマティックだ。
12SUGAR
2014年発表の5thアルバム『V』からのシングル。ファンキーな太いベースが印象的な、彼らが得意とするソウル・ナンバーだ。思いを寄せる女性を“レッド・ヴェルヴェット・ケーキのような甘さ”と形容するなど、恥ずかしくなるような“甘い”セリフを小粋に歌う。
13SUNDAY MORNING
日本盤ボーナス・トラック。1stアルバム『ソングス・アバウト・ジェーン』からのシングル。レイドバックしたジャジィな演奏とサビ部分のシンガロングが爽やかに響く。“日曜の朝、ゆっくりとドライブしよう”という歌詞どおりの爽やかな曲調だ。
14WON'T GO HOME WITHOUT YOU
2ndアルバム『イット・ウォント・ビー・スーン・ビフォー・ロング』からのシングル。ザ・ポリス「見つめていたい」を思わせる、淡々としながらもエモーショナルなベース・ラインに導かれながら、“キミと一緒じゃなきゃ帰らない”と抑えきれない愛を歌う。