ミニ・レビュー
シェーンブルン宮殿の初夏の風物詩として有名なコンサート・ライヴ。初登場のビシュコフはフランス物で勝負。プーランクとラヴェルがメイン。ウィーン・フィルの艶やかな音色と充実した音響、クオリティの高さは聴きもので、10万人を集めた会場の“演奏の実態”を確認できるだけに一聴の価値あり。
ガイドコメント
シェーンブルン宮殿を舞台に行なわれる恒例行事“ウィーン・フィル・サマー・ナイト・コンサート”の模様を収めたライヴ・アルバム。2016年はセミヨン・ビシュコフ指揮によるフランス音楽の夕べ。極上の響きがウィーンの初夏の夜を華麗に彩っている。
収録曲
01「アルルの女」第2組曲〜ファランドール (ビゼー)
02劇的物語「ファウストの劫罰」〜ハンガリー行進曲 (ベルリオーズ)
032台のピアノと管弦楽のための協奏曲ニ短調FP.61 (プーランク)
04「動物の謝肉祭」〜フィナーレ (サン=サーンス)
05バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲 (ラヴェル)
06ボレロ (ラヴェル)
07喜歌劇「天国と地獄 (地獄のオルフェウス)」〜カンカン (オッフェンバック)
08ワルツ「ウィーン気質」op.354 (J.シュトラウス2世)
演奏
セミヨン・ビシュコフ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (3)(4)カティア&マリエル・ラベック(P)