ミニ・レビュー
おちゃめなヤンキー娘から「ばらの騎士」の元帥夫人へと開花したフレミング演じるシュトラウスのヒロイン。甘美な響きのウィーン・フィルを伴奏に名歌手のサポートを得て健康な色気が振り撒かれる。我らのプリマ魅惑の歌声を心ゆくまで味わって頂きたい。
ガイドコメント
『モーツァルトのヒロイン』という素敵なアルバムがあるフレミングが、今度はこれまたお得意のR.シュトラウス。ボニーが共演した「ばらの騎士」などを聴くと、このコンビによる全曲録音を期待してしまう。
収録曲
01歌劇「ばらの騎士」op.59〜モノローグ・シーン (第1幕)「とうとう行ってしまった、あの高慢ちきな男」
02同〜モノローグ・シーン (第1幕)「ああ、また来たのね」
03同〜モノローグ・シーン (第1幕)「でも時は不思議なもの」
04同〜モノローグ・シーン (第1幕)「私はあの人に接吻さえしなかった」
05同〜三重唱&フィナーレ (第3幕)「マリー・テレーズ」/「私が誓ったことは」
06同〜三重唱&フィナーレ (第3幕)「夢なのでしょう」
07歌劇「アラベラ」op.79〜デュエット (第1幕)「どうもありがとう」
08歌劇「カプリッチョ」op.85〜最終場 月光の音楽
09同〜最終場 「お兄さまはどちら?」
演奏
ルネ・フレミング(S)クリストフ・エッシェンバッハ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(5)〜(7)バーバラ・ボニー(S)(2)(3)(5)(6)スーザン・グラハム(MS)(4)ヨハネス・チャム(T)(4)(6)(9)ヴァルター・ベリー(BR)