ミニ・レビュー
ベルリンのクラブでのライヴ。ムターが、ピアノ伴奏だけでなく、ムターズ・ヴィルトゥオージ(ムター財団の奨学生たち)とともに親しみやすい名曲を、持ち前の超絶技巧と美音で自由自在に演奏している。小品が1曲終わるごとの歓声や口笛など、聴衆の反応がいつもと違うのが興味深い。
ガイドコメント
クラシックの演奏をクラブで聴こうというドイツ・グラモフォンのプロジェクト、“イエロー・ラウンジ”にヴァイオリンの女王、アンネ=ゾフィー・ムターが登場。リラックスした雰囲気の中で、輝きのある生き生きとした演奏が繰り広げられている。
収録曲
01「四季」-協奏曲ト短調op.8-2 RV.315「夏」〜第3楽章 (ヴィヴァルディ)
023つのプレリュード (ガーシュウィン)
032つのヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ短調BWV1043〜第3楽章 (J.S.バッハ)
04「なつかしい土地の思い出」op.42〜第3曲 メロディ (チャイコフスキー)
05「四季」-協奏曲ヘ短調op.8-4 RV.297「冬」〜第1楽章 (ヴィヴァルディ)
062つのヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ短調BWV1043〜第1楽章 (J.S.バッハ)
07ハンガリー舞曲第1番ト短調 (ブラームス)
08「子供の領分」〜第6曲 ゴリウォーグのケークウォーク (ドビュッシー)
09序奏とロンド・カプリチオーソop.28 (サン=サーンス)
10「ベルガマスク組曲」〜第3曲 月の光 (ドビュッシー)
11バレエ組曲「ロデオ」〜ホー=ダウン (コープランド)
12アヴェ・マリア (J.S.バッハ、グノー)
13ジャマイカン・ルンバ (ベンジャミン)
14「シンドラーのリスト」〜テーマ (ウィリアムズ)
演奏
アンネ=ゾフィー・ムター(VN) ランバート・オーキス(P) ムター・ヴィルトゥオージ (1)(3)(5)(6)マハン・エスファハニ(HC) (3)ノア・ヴィルトシュット,(6)ナンシー・ゾウ(VN)