ミニ・レビュー
これは学究的にも意義のあるアルバム。J.S.バッハが尊崇した4人の先人たちの作品も掲げ、それらをいかにバッハが自家薬篭中のものとしていったかが提示されている。楽器も各々の曲種に見合ったタイプのものを使うこだわり。チェンバロ演奏のオーソリティ副嶋の含蓄に富んだ溌剌とした感性が光る演奏だ。
収録曲
01ラ・ソル・ファ・ミ・レ・ウトによるカプリッチョ (フレスコバルディ)
02トッカータ ニ短調FbWV102 (フローベルガー)
03組曲第20番ニ長調FbWV620 (フローベルガー)
04第3組曲〜プレリュード ニ短調 (ダングルベール)
05第6オルドル〜田園詩 (F.クープラン)
06フランス組曲第2番ハ短調BWV813 (J.S.バッハ)
07幻想曲とフーガ イ短調BWV904 (J.S.バッハ)
08イタリア協奏曲ヘ長調BWV971 (J.S.バッハ)