ミニ・レビュー
ヴィオッティとシュポアというロマン派名人ヴァイオリニストのオリジナルの間に有名曲を挟み、川田と会田の力量も存分に発揮させつつ親しみやすさも持たせた、気の利いた選曲だ。会田莉凡(りぼん)は国内外のコンクールなどで優勝した期待の若手で、川田とも堂々とわたり合っている。録音も良い。
収録曲
013つのヴァイオリン二重奏曲op.29〜第1番ニ長調 (ヴィオッティ)
023つのヴァイオリン二重奏曲op.29〜第2番イ長調 (ヴィオッティ)
033つのヴァイオリン二重奏曲op.29〜第3番ハ短調 (ヴィオッティ)
04「フィガロの結婚」〜恋とはどんなものかしら (モーツァルト/コヴァチッチ編)
05「魔笛」〜私は鳥刺し (モーツァルト/コヴァチッチ編)
06精霊の踊り (グルック/ボドゥノ編)
07前奏曲op.28-4 (ショパン/ボドゥノ編)
08オーボエ協奏曲〜アダージョ (A.マルチェッロ/ボドゥノ編)
09ラルゴBWV1056 (J.S.バッハ/ボドゥノ編)
10子守歌op.49-4 (ブラームス/ボドゥノ編)
11メロディー (スーク)
123つのヴァイオリン二重奏曲op.67〜第2番ニ長調 (シュポア)
演奏
カワダ・トモコ・デュオ(川田知子,会田莉凡(VN))