ミニ・レビュー
81年リリースの同名LPをもとにCD用に編集し直されたもの。声そのものの力がいかに強靭で重厚なものか。改めて考えさせられるということではCD化の果たした役割は非常に大きい1枚。できれば月夜の晩に山の上でぶつかってみたい深さと重さ。感嘆。
収録曲
01暁染王 (あかつきりょうおう) (日本中世歌謡)
02先祖の神に祈る (台湾、高砂族)
03舟こぎ競争の唄 (インド・ベンガル地方)
04糸を紡いでいた時 (コルシカ島)
05老人 (グルジア)
06アフィ讃〜終焉 (守護仏スルングマのための抱擁) (ラダック密教の声明)
07チャー (パキスタン、カラーシュ族)
08イントロイト〜マニト (カドモヨ旋法によるミサ) (シリア正教会)
09ジクル (トリコ、イスラム教神秘主義派メブレピ教団の祈祷)
10ディミャニンカの水鏡 (ブルガリア)
11モリニナ、想いはままならず
12かめさんとはりねずみ
13夕暮れのヤナ
14陽は沈む
15ラーダよ
16花束によせて
17小鳥のたより
18カライ・モーメ (さあ行きましょう、娘さん)
19都から来たシタヤン
20お前は何の花