ミニ・レビュー
72年のアサイラム移籍後の1作目。通算では5作目。ヒット曲(9)を含む比較的ポップな作品集で、スティルス&ナッシュをはじめ、ジェイムズ・バートン、ラス・カンケル、トム・スコットらが参加している。自らを「野性の種子」に譬えた(5)など、佳曲も多い。
ガイドコメント
72年作。アサイラム移籍第1弾。シンプルなサウンドに独特のメロディ・ラインでのせ、どこか醒めた視線を感じさせるアーティスティックな詩にのせておくる。第5作。
収録曲
01宴
02コールド・ブルー・スティール
03バラングリル
04レッスン・イン・サヴァイヴァル
05レット・ザ・ウィンド・キャリー・ミー
06バラにおくる
アコギの弾き語りによるバラードの名曲。アコギとヴォーカルだけでここまでできる、という若きジョニの実力を証明する名演のひとつ。音楽業界での束の間の成功とその後の凋落について歌っている。当時の彼女が引退を考えていたことを思い出させる曲。
07シー・ユー・サムタイム
08エレクトリシティ
09恋するラジオ
かつての恋人グレアム・ナッシュのマウスハープをフィーチャーしたカントリー・バラード。彼女自身とナッシュによるコーラスと牧歌的なアコースティック・サウンドをバックに、伸びやかな歌声を披露している。自身をラジオ局にたとえたラブ・ソングは珍しい。
10ブロンド・イン・ザ・ブリーチャーズ
11ウーマン・オブ・ハート・アンド・マインド
12月と星の審判