ミニ・レビュー
演目によるのだろうが、男性的で硬派な演奏である。とりわけヒンデミットとバルトークは厳しい音楽に聴こえる。シュナイダーハン40代半ばの録音。不必要な脂をそぎ落とし、一分のスキのない造形物をつくり上げていくような印象。
ガイドコメント
ウィーンに生まれVSO&VPOのコンサート・マスターを歴任した真のウィーン正統派ヴァイオリニスト、シュナイダーハン。ほぼ初CD化の貴重シリーズ! 近現代の作曲家作品コレクション。
収録曲
01ヴァイオリン・ソナタ第3番ホ調 (ヒンデミット)
02デュオ・コンチェルタンテ (ストラヴィンスキー)
03ヴァイオリン・ソナタ第2番 (バルトーク)
演奏
ヴォルフガング・シュナイダーハン(VN) カール・ゼーマン(P)