ミニ・レビュー
今も現役として活躍を続ける(近頃は数年おきに来日している)リッチの1960年(42歳頃)の録音。ここでは20世紀の無伴奏ヴァイオリン音楽が集められている。技巧でならした人だが、その音楽は独特の節回しと美感に貫かれていて、とても個性的である。
ガイドコメント
デッカ/ロンドン創立70周年を記念してリッチ(1908〜)の絶頂期の録音を集めた《ルッジェーロ・リッチの芸術》12点が登場。近現代の無伴奏の難曲ばかり5曲を収録。世界初CD化。
収録曲
01無伴奏ヴァイオリン・ソナタSz.117 (バルトーク)
02エレジー (ストラヴィンスキー)
03無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調op.115 (プロコフィエフ)
04無伴奏ヴァイオリン・ソナタop.31-1 (ヒンデミット)
05無伴奏ヴァイオリン・ソナタop.31-2 (同)