ミニ・レビュー
技巧派で個性派のヴァイオリニストとして知られるルッジェーロ・リッチが、ロンドン/デッカに残した録音シリーズの一枚。本アルバムには、リッチ40代前半に録音した6曲を収録。いずれも独特の味わいをもっている。なかでもサラサーテが聴きもので楽しめる。
ガイドコメント
デッカ/ロンドン創立70周年記念企画として、リッチ(1908〜)の絶頂期の録音を集めた《ルッジェーロ・リッチの芸術》12点が登場。チャイコフスキーの2曲が世界初CD化。
収録曲
01ツィゴイネルワイゼンop.20 (サラサーテ)
02カルメン幻想曲op.25 (同)
03ハバネラop.83 (サン=サーンス)
04序奏とロンド・カプリチオーソop.28 (同)
05ゆううつなセレナーデop.26 (チャイコフスキー)
06スケルツォop.42-2 (同)
演奏
ルッジェーロ・リッチ(VN)(1)〜(4)ピエロ・ガンバ指揮 (5)(6)エイヴィン・フィエルスタート指揮 ロンドン交響楽団