ミニ・レビュー
ムターのヴァイオリンと華麗なアンサンブルで濃密に聴かせるカラヤン。モダン楽器演奏の機能をフルに発揮させた演奏。それに対し、ビオンディはオリジナル楽器を使い、贅肉を削ぎ落とした音楽を作り上げる。2つの異なるスタイルで聴く「四季」の面白さ。
ガイドコメント
クラシック音楽の醍醐味が満喫できる《EMIクラシックス ニュー・ベスト50》の1枚。若き日のムターと巨匠カラヤンとの共演、そして古楽の旗手ビオンディと手兵との録音、と新旧の名演奏をカップリング。
収録曲
ヴィヴァルディ:〈協奏曲集「和声と創意への試み」op.8〉
01ヴァイオリン協奏曲集「四季」第1番ホ長調op.8-1「春」
02ヴァイオリン協奏曲集「四季」第2番ト短調op.8-2「夏」
03ヴァイオリン協奏曲集「四季」第3番ヘ長調op.8-3「秋」
04ヴァイオリン協奏曲集「四季」第4番ヘ短調op.8-4「冬」
05ヴァイオリン協奏曲集「四季」第1番ホ長調op.8-1「春」
06ヴァイオリン協奏曲集「四季」第2番ト短調op.8-2「夏」
07ヴァイオリン協奏曲集「四季」第3番ヘ長調op.8-3「秋」
08ヴァイオリン協奏曲集「四季」第4番ヘ短調op.8-4「冬」
演奏
(1)〜(4)アンネ=ゾフィ・ムター(VN) ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (5)〜(8)ファビオ・ビオンディ(VN,指揮) エウローパ・ガランテ
録音
(1)〜(4)84.6 (5)〜(8)2000.7,10