収録曲
01Welcome to my planet earth!!
エイリアンが地球に攻めてくるという曲。ファンキーなナンバーに乗せて、“地球にようこそ”と歌う。ニューヨークからロンドン、東京まで“めちゃくちゃに”と破壊的なことを歌っていながら、ご機嫌なビートと歌い方なのがユニークで、大切なものは何か考えさせられる。TVゲームような効果音も楽しい。
02IT'S ALRIGHT
高杢禎彦ヴォーカル曲。軽やかなサックスとともに、“It's alright”を合言葉にして人生を存分に謳歌しようという思いが力強く駆け抜けていく。覚えやすいメロディが、小難しいことを言ってないで前に進もうぜと言っているようで爽快。そんななかで、“愛があればなにもかも バラ色の宇宙”と、愛を歌うことも忘れてはいない。
03Prologue
「Jim & Janeの伝説」のプロローグとなる物語で、Jimが生きていたころのことを歌った曲。男友達がJimにハッパをかける内容で、ベースの低音と歌のメロディ・ラインが男らしく、男同士の世界や美学を感じさせる。ドライなバンド・サウンドの中に、熱いものを感じさせるナンバー。
04That's why my darling
口笛とつま弾かれるギターとともにはじまり、静かにゆっくりと流れていく楽曲。“darling”と語りかけながら、終わった恋の傷を消せない女にさよならを告げていく内容で、キーボードのような響きを持ったギターが、繊細で弱い心の動きを表わしている。痛いくらいのやさしさを残しながら、再び口笛とともに消えていくラストが印象的だ。
05Room
かつて恋人と過ごした部屋で、窓辺の薔薇を見ながら、二度と戻らない愛を思うという曲。レゲエ調のリズムが悲しく響きわたる音数の少ない構成が、主人公の心にぽっかりと空いた穴を感じさせる。そんな空虚な雰囲気から、“何も変わらない部屋で 君の香りが消えてく”という泣きのサビへと展開していくのが切ない。
06HEART IS GUN〜ピストルを手に入れた夜〜
陽気なスカのビートに乗せて歌われるのは、ピストルを手に入れた男について。しかし、いつしか目線は“心の中に眠ってる銃”へと向けられ、“目覚めろ Heart is GUN”と歌われていく。バグ・パイプ風のサックスの音色が心を晴れやかにし、明るい曲調が勇気をくれる、背中をグッと押してくれるナンバーだ。
0780%
鶴久政治のヴォーカル曲。流れるようなサックスと叩きつけるようなリズムに乗せて、社会批判を織り交ぜた歌詞を軽快に聴かせている。社会の中でさまざまなものに巻き込まれ翻弄されながらも、誰かの思いどおりにはさせないという強い意志が感じられる。“REDジグソーパズルは完成させないぜ”という言葉が印象に残るナンバー。
08素直にI'm sorry
09Love Song
伸びやかな歌声とメロディに乗せて、愛や自分を信じて生きてきてくれた人への感謝の気持ちを歌ったバラード。想いを一つずつ確かめるような静かなギターや、これまでの道のりを振り返りながら優しく語りかけるようなヴォーカルが印象的。ストリングスの調べにメロディアスなサックスがとろけるように絡むのも大きな魅力のナンバーだ。
10サ・ヨ・ウ・ナ・ラ
優しいワルツに乗せて、環境問題やさまざまなことを考えさせられる言葉を綴ったメッセージ・ソング。“地球がひとりで泣いてる”など、おとぎ話や絵本の中に出てくるようなシンプルな言葉で歌いかける。徐々に音が重なっていき、やがて合唱へと変わり、未来へ想いを繋ぐように、最後は子供たちの歌声で終わっていく。