ミニ・レビュー
千住真理子が幻の名器“デュランティ”(ストラディヴァリウス)との邂逅を果してから約1年。3世紀の眠りから覚めた稀代の名器の勘どころを押さえた千住は、その魅力をフルに引き出して一曲一曲丁寧に磨き上げていく。彼女の誠実さが如実に現れた小品集だ。
ガイドコメント
EMI移籍第2弾は、前作同様、兄の明の曲もフィーチャーしたヴァイオリン名曲集。名器ストラディヴァリウス「デュランティ」による、この楽器ならではの美しさを最大限に引き出した演奏。
収録曲
01愛の夢 (リスト)
02無言歌〜春の歌 (メンデルスゾーン)
0314の歌曲〜ヴォカリーズ (ラフマニノフ)
04思い出 (ドルドラ)
05わが母の教えたまいし歌 (ドヴォルザーク/クライスラー編)
06歌劇「皇帝サルタンの物語」〜くまんばちの飛行 (リムスキー=コルサコフ/ハイフェッツ)
07アヴェ・マリア (シューベルト/ウィルヘルム編)
08子供の情景〜トロイメライ (シューマン)
09シチリアーナ (フォーレ)
10「白鳥の歌」〜セレナード (シューベルト)
11スペイン舞曲集〜サパテアード (サラサーテ)
12組曲「動物の謝肉祭」〜白鳥 (サン=サーンス)
13花の歌 (ランゲ)
14エストレリータ〜小さき星に〜 (ポンセ/ハイフェッツ編)
15ラスト・ナイト〜想い出〜 (千住明)