ミニ・レビュー
デュティユーはムターのために書かれた新作で、これが世界初録音(2002年4月初演)。ムターの蠱惑的な音色にぴったりの作品で、美しくはあるが、わずか8分強で終わってしまう。バルトークとストラヴィンスキーは既発売音源。
ガイドコメント
新録音のデュティユーに、10年以上前に録音したバルトークとストラヴィンスキーを組み合わせたアルバム。過去の2曲はともに高い評価を得たもので、デュティユーともども、ムターの鋭敏な感性がよく現れている。
収録曲
01同じ和音の上に〜ヴァイオリンと管弦楽のためのノクターン (デュティユー)
02ヴァイオリン協奏曲第2番 (バルトーク)
03ヴァイオリン協奏曲ニ調 (ストラヴィンスキー)
演奏
アンネ=ゾフィー・ムター(VN) (1)クルト・マズア指揮 フランス国立管弦楽団 (2)小澤征爾指揮 ボストン交響楽団 (3)パウル・ザッハー指揮 フィルハーモニア管弦楽団
録音
(1)2003.11 (2)91.2 (3)88.2