リズム・ギターのループをベースにした、キレのいいダンス・ナンバー。リレー・ヴォーカルを駆使した流れるような展開にひきつけられる。アコギを多用しながらも、打ち込みやヒューマン・ビートボックスを採り入れた、近未来的でスタイリッシュな仕上がりだ。

エッジの効いたギターが暴れまくるハード・ロック・チューン。ファンキーなグルーヴに乗って、刹那的な時代の空気をザクザクと切り裂いていく5人のヴォーカルが小気味よい。NTTドコモ「903i」CFソング。

ミディアム・スローのセクシーなソウル・チューン。曲の前半はソロで交互に歌い継ぎ、サビではフェイクを絡めながら5人のユニゾンで、静かな曲調に込められた激しい恋を歌う。後半の長いブレイクは、コンサートでのパフォーマンスが期待できそうだ。

亀梨和也と田中聖が出演の日本テレビ系ドラマ『たったひとつの恋』テーマ・ソング。ドラマの内容とリンクする、認められない恋を描いたシリアスなリリックが切ない。泣きのギターが空虚で乾いたイメージを演出している、小田和正の提供によるミディアム・バラード。

サビのメロディのリフレインが耳に残る、田中聖のソロ・ヴォーカル曲。タイトルからして刺激的なナンバーは、JOKERこと田中本人の作詞による。KAT-TUN随一のラッパーにふさわしい、アゲアゲの暴走ヒップホップ・チューン。

流れるような美しいピアノとアコースティック・ギターのイントロで始まる、中丸雄一のソロ・ヴォーカル曲。今は離れてしまった“君”への想いを綴った本人作による詞と甘い歌声がマッチして、ビター・スウィートな切ないラブ・ソングに仕上がっている。

憂いを秘めたストリングスのイントロ、静寂を打ち破るメタリックなギター、水滴のように響くピアノ。静と動のサウンドが目まぐるしく展開する、上田竜也のソロ・ヴォーカル曲。カナや英語を交えた意味深な詞も上田本人が書いている。

ボッサ調の短いオーヴァーチュアから一転、“さあ、立ち上がれ!”と威勢のいい掛け声で始まるパーティ・チューン。ノリノリのブラスにつられて踊りだしてしまいそう。スラングを駆使したラップのパートは、JOKERこと田中聖の面目躍如だ。

ドラゴンクエストを思わせるファンファーレで幕を開ける、田口淳之介のソロ・ヴォーカル曲。チアリーダーの「L・O・V・E」の声援を背に受けた、底抜けに明るいスラッシュ・メタルだ。作詞作曲はセックス・マシンガンズのAnchang。

レゲエのグルーヴにブルー・アイド・ソウル風のメロディがマッチした、和み系のミディアム・ポップ・チューン。仲良く寄り添う恋人たちの情景が浮かんでくるハッピーなラブ・ソングだ。作詞はNONA REEVESの西寺郷太。

アコースティック・サウンドの風合いが温かいミディアム・バラード。“いつか、誰かのために”というメッセージが込められた、亀梨和也のソロ・ヴォーカル曲。曲の最後で「僕らは心の手をつなぎながら生きてくんだ」と語りかける誠実な声が心に響く。

ジャズ・テイストのアレンジがアダルトな雰囲気を醸すミッド・ダンス・チューン。スパニッシュ・ギターやオルガンなどサウンドの小技が満載。JOKERこと田中聖のラップと、他のメンバーが歌うメロディ・パートとの駆け引きがクールだ。

2ndアルバムの最後を飾るにふさわしい、王道のピアノ・バラード。等身大の歌詞を丁寧に歌い上げる5人のバックで、流麗なストリングスが花を添える。「今ここにいる俺たち／何ができるのだろう」というストレートな問いかけが胸に迫る。

亀梨和也主演のフジテレビ系ドラマ『サプリ』オープニング・テーマ。切ない片想いをテーマにしたアッパーなダンス・ポップ・チューンで、JOKERこと田中聖によるラップのスパイスも効いている。アルバム『cartoon KAT-TUN 2 You』通常盤のみに収録。