ガイドコメント
工藤静香のソロ・デビュー20周年を記念した2枚組べスト・アルバム。「禁断のテレパシー」や「雨夜の月に」など、シングル曲を中心にヒット曲、代表曲の数々が満載されている。
収録曲
[Disc 1]
01禁断のテレパシー
02Again
03抱いてくれたらいいのに
04FU-JI-TSU
05MUGO・ん…色っぽい
06恋一夜
07嵐の素顔
08黄砂に吹かれて
09くちびるから媚薬
10千流の雫
11私について
12ぼやぼやできない
13メタモルフォーゼ
14めちゃくちゃに泣いてしまいたい
15声を聴かせて
16慟哭
17あなたしかいないでしょ
[Disc 2]
01Blue Rose
02Jaguar Line
03Ice Rain
04優
母親が持つ偉大さと生きていく“強さ”に対し、“その強さを教えて”と願う詞と恋に迷う女性が“愛してください”と歌うヴォーカルは、とてもエモーショナルだ。映画『極道の妻たち〜危険な賭け』主題歌。
05激情
06Blue Velvet
シャ乱Qのギタリスト・はたけ作曲による歌謡ロック。疾走感に富んだメロディと“彼に首ったけ”と歌った後の一瞬の静寂、その動と静の混沌が、心のブレーキを踏もうにも踏めない、走り出した感情を表わしているよう。
07雪・月・花
あなたがいない寂しさから私を自由にしてと訴える中島みゆきの詞、思いがひたすら募るばかりと言葉にならぬもの悲しさを切に表現するヴォーカル。恋する女性の心の内を露に表現する双方の技に舌を巻く。
08きらら
繊細なメロディと、グラスに付く水滴のごとく儚いものに宿る美しさと脆さを思わせるサウンドがマッチしたバラード。私ではなく“本当の私”を抱きしめて、という切なる思いを歌う感情的なヴォーカルが胸を打つ。
09Lotus〜生まれし花〜
10心のチカラ
11Clavis-鍵-
12雨夜の月に
募る感情を“雨夜の月”や“今宵の空”へと託した、自身によるドラマティックな詞が光るミディアム・チューン。抑え気味に始まり、サビの高音部から徐々に切なさを漂わせるヴォーカルの存在感を再確認できる。
13曼珠沙華
山口百恵のカヴァー。初めは押さえ気味でサビに向けて少しずつ感情的に染めあげられていくヴォーカルの表情と、ピアノの音に絡むクールなボサ・ノヴァ調のアレンジとが相まって、不思議な余韻を残す。
14恋一夜 (2007 classical version)
厳粛なクラシカル・サウンドに包まれたセルフ・カヴァー曲。不幸ではない恋愛の最中でも、ふと女性が抱く不安な想いや緊張感を漂わせた巧みなヴォーカルが、恋愛経験を重ねた大人にこそ出せるリアルな恋模様を描き出している。
15めちゃくちゃに泣いてしまいたい (2007 jazz version)
ピアノから始まるジャズ・アレンジに大人の優雅さが漂うセルフ・カヴァー曲。歳月を重ねて円熟したヴォーカルは、艶を増して美しい。原曲を適度に崩した新たなジャンルへの挑戦が、ヴォーカリストとしての引き出しを増やした一曲。
[Disc 3]〈DVD〉
0120th Live Digest
02Lotus〜生まれし花〜 (PV)
03心のチカラ (PV)
04Clavis-鍵- (PV)
05雨夜の月に (PV)