ミニ・レビュー
男性目線で恋心を歌う「一緒に」、本人作詞の「diary」と、冒険心に富む4枚目のシングル。特に「diary」は、心象によって見慣れた景色が違って見える様子を“景色もダイアリー”と歌う。その言葉の選び方にセンスを感じさせる。ソフトで温かい「一緒に」と、物憂げな「diary」、心情に合ったサウンドも聴きどころ。
ガイドコメント
2007年は大活躍だった高杉さと美の通算4枚目となるシングル。同時リリースの1stアルバムのリード楽曲であり、まだ肌寒い季節にぴったりの、一足早い春の訪れを感じさせるナンバーとなっている。
収録曲
01一緒に
“一緒に”のリフレインが印象的なミディアム・ラヴ・ソング。女性のしなやかさと透明感をあわせ持つヴォーカルで、男性目線のリリックを歌うさまは新鮮。リズム感のあるサウンドが、互いを想い合う恋愛の幸福感をいっそう高めている。
02diary
本人作詞によるナンバー。恋人の裏切りで傷つく心を、風景の描写とブルーを帯びたヴォーカルで想像させる。“景色もダイアリー”という言葉が深い。感情的にならず状況を見つめる主人公に、彼女の恋愛観が垣間見えて興味深い。
03一緒に (instrumental)
04diary (instrumental)
05一緒に (Peaceful acoustic Remix) (初回のみ収録)