ミニ・レビュー
「4つの最後の歌」は、フレミング2度目の録音。目玉はやっぱりこの美しくまとめた「最後の歌」だろうけれど、二つのオペラからの歌や他の歌曲など、フレミングの本領が発揮された見事な出来になっている。それに、ティーレマンとミュンヘン・フィルが素晴らしいのだ。
ガイドコメント
「4つの最後の歌」は2度目の録音で、本作でのフレミングの円熟の歌唱がこの傑作の名演のひとつとして後世にまで伝えられることだろう。オペラのアリアも含め、R.シュトラウスの世界が堪能できる。
収録曲
R.シュトラウス:
014つの最後の歌
02歌劇「ナクソス島のアリアドネ」〜ああ!私はどこにいたのかしら/「テゼウス=アリアドネ」とは何とすばらしいことだったでしょう/すべてのものが清らかである国がある
034つの歌〜誘惑op.33-1
045つの歌〜したわしい光景op.48-1
055つの歌〜冬の聖化op.48-4
068つの歌〜献呈op.10-1
07歌劇「エジプトのヘレナ」〜第二の花嫁の夜!
演奏
ルネ・フレミング(S) クリスティアン・ティーレマン指揮 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団